すき家におけるワンオペ問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 09:43 UTC 版)
「ワンオペ」の記事における「すき家におけるワンオペ問題」の解説
2014年に牛丼店「すき家」の全国の店舗の大半で、ワンオペによる深夜の労働体系が敷かれていたことが発覚。一例として、ある大学生はメディアのインタビューに対し、ワンオペの影響で9時間にわたり休憩をとらないまま1人勤務に就いたとの経験を告白した。 また従業員に対するアンケートによれば、「回転(24時間以上の連続勤務を週数日間連続でこなしてしまう)により、居眠り運転による事故を起こした」「年末に親に会い、20㎏もやせてみていられない。やめてくれと頼まれた」などといった意見が寄せられ、中には月あたり500時間以上勤務したという事例や、2週間以上も自宅に帰ることができなかったという人もいたとされる。 これらの問題に対し、同社が組織した外部有識者らで構成する第三者委員会から「法令違反」とする指摘があったことから、ワンオペを取り入れていた多くの店では2014年10月以後、深夜0時から5時の営業を停止するか、2人以上の従業員を配置しローテーションを図ることにより、ワンオペを「できるだけなくす」としている。 また、これらの過労により、勤務中に倒れてそのまま死亡した従業員のケースも発覚した。
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