しょうちゅういっかんこう

新語時事用語辞典

小中一貫校

読み方：しょうちゅういっかんこう
別名：小中一貫教育校、小中連携校

小学校と中学校の義務教育課程を統合し、一体的な教育課程として授ける学校、および、そのような教育体制。

小中一貫校は一般的な小学校・中学校の結びつきよりも緊密に連携しており、受業や生活指導など各方面において一貫性を持っている。より柔軟にカリキュラムを組むことができる他、進学を円滑にすることによって、中学校に進学する際に起こり得る「中1ギャップ」の抑制も期待できる。したがって、学力向上、健全な学校生活の提供、などの成果を得やすくなるといえる。

私立校では、比較的前から少なからず小中一貫校が存在した。近年では公立校でも小中一貫校が増えつつある。2014年6月現在、小中一貫校を学校制度に正式に導入する「義務教育学校」の案が検討されている。

小中一貫校と同様に、中学校と高校（高等学校）の連携を緊密化して一貫教育を提供する学校は、「中高一貫校」と呼ばれる。小学校・中学校・高校までを一体化させた「小中高一貫校」などもある。

関連サイト：
小中連携、一貫教育の推進について - 文部科学省

（2014年6月4日更新）

デジタル大辞泉

しょうちゅういっかん‐こう〔セウチユウイツクワンカウ〕【小中一貫校】

読み方：しょうちゅういっかんこう

小学校と中学校を連続した一つの期間として捉え、9年間を通して一貫した教育を行う学校。小中学校を統合した施設一体型、小中学校を併設した併設型、学区内小中学校が協力して取り組む連携型がある。