しゅうへんじたい‐ほう〔シウヘンジタイハフ〕【周辺事態法】
周辺事態法(しゅうへん・じたい・ほう)
周辺事態とは、そのまま放置すれば日本に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態のように日本周辺の地域における日本の平和と安全に重要な影響を与える事態を指す。周辺事態法は、このような周辺事態に対処し、日本の平和と安全を確保するための手段を定める。
北朝鮮の核実験発表を受けて、国連安全保障理事会は北朝鮮に対する制裁決議を採択した。この制裁決議に基づきアメリカ軍が船舶検査を実施する場合の日本の対応について、周辺事態法を適用して米艦船への補給など後方支援をすることが政府内で浮上している。
なお、周辺事態法の正式名称は「周辺事態に際して我が国の平和及び安全を確保するための措置に関する法律」。
(2006.10.19掲載)
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