酸素中毒
人体にとって酸素は不可欠な気体だが、活性化した酸素は、量が多すぎると毒性を発揮する。大気中なら人体には活性化された酸素をじゅうぶん処理できる能力が備わっているが、酸素の分圧が上がる可能性のある水中では、酸素による中毒症状が現れることがある。通常、酸素の分圧が1気圧を超える空気を長時間呼吸すると酸素中毒の危険性があると考えられている。空気を使ってダイビングしたとき、酸素の分圧が1気圧を超える水深とは、およそ40m。スポーツダイバーが酸素中毒をさけるためには、水深の限界(39m)を守って潜水することだろう。酸素中毒の徴候としては、筋肉のけいれん、吐き気、幻覚や幻聴、呼吸困難、不安感や錯乱などが現れるが、深度を上げればもとに戻る。しかし、水中でこのような症状が起こり、急激に浮上するとエアエンボリズムや溺れの危険性がある。
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