この事件で明るみに出た問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 07:17 UTC 版)
「江華島海兵隊銃乱射事件」の記事における「この事件で明るみに出た問題点」の解説
この事件により、期数列外と性醜行 (セクシャルハラスメント) 、新兵恐喝、暴力をはじめとした韓国海兵隊の全般的な内務の不条理が露見するとともに、社会問題化した 。韓国国防部の自主監査で海兵隊では2年間に943名が殴打で治療を受けたことも明るみに出るなどした。また、海兵隊の粗雑な銃器・弾薬の管理も批判の対象に挙げられた。銃声を聞いた海兵隊員たちは、非常事態発生時のマニュアルによる対応をするどころか、下着姿で部隊を離脱し民家へと全力疾走し逃亡しようとする模様が部隊の周辺の住民たちにより目撃されたりもした。そしてキム上等兵により銃創を与えられ血を流していたクォン某二等兵が、周辺にいた先輩隊員たちに止血を要請したが、先輩たちは止血法を知らないというので、仕方なく自ら服を裂き自身で直接止血し、1時間経ってようやく到着した救急車で病院に移送されたことも、問題点として指摘される。死亡者のうち、パク某上等兵は事故発生直後には生存していたが、近隣の病院での応急処置後、韓国国軍首都病院に移送される途中で死亡したものと判明した。このため、早期に応急手術が施されていれば救命できたという主張とともに、韓国軍の応急患者移送体制に対する批判も提起された。
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