こうとうこつ

デジタル大辞泉

こうとう‐こつ【後頭骨】

読み方：こうとうこつ

頭蓋(とうがい)の後部および底部をなす骨。下部に大孔があって脊柱が通り、底部は逆凸状で頸椎(けいつい)の上に載る。

骨の一般用語

後頭骨

読み方：こうとうこつ
【英】：Os occipitale,Occipital bone

脳頭蓋の後下部にある単一の骨で、頭蓋の脊柱上端に連なる部をつくる。前方は蝶形骨体、外方は側頭骨の岩様部、上方は頭頂骨と接するその形はほぼ舟状で、内面はくぼみ、外面はふくれる。後頭骨は胎生期後半には４つの部分に分離している。前端に近く大きな大後頭孔があって、それより前方の底部、両側の外側部、後方の後頭鱗の３部に分けられる。これらの４部が癒合して単一の骨になるのは生後３～４年たってからであるが、各部の名前だけは成人の骨にも残されている。