きゃんきゃんバニー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/21 07:18 UTC 版)
『きゃんきゃんバニー』は、日本のゲームブランド、カクテル・ソフトが1989年に発売したアダルトゲームである。カクテル・ソフトのデビュー作であり[5][11]、本作を皮切りに『きゃんきゃんバニー』シリーズとしてシリーズ化がなされた[4]。なお、同ブランドからはシリーズ1作目『きゃんきゃんバニー』のリメイクとして、『きゃんきゃんバニー1・Primo』が1997年12月に発売されている[5][注釈 3]。
注釈
- ^ a b 『きゃんきゃんバニー』の発売年月を1989年8月[7]あるいは8月10日とする文献も存在する[5]。特に、X68000版は遅れてリリースされたと言及する者もいる[8]。
- ^ a b リリース当時の美少女ゲーム雑誌では、対応機種はWindows 95と記されていた[9][10]。
- ^ タイトル名は公式サイトの商品紹介ページおよび前田著の48頁に基づいている。ただし、『きゃんきゃんバニー1 Primo』という表記揺れも見られる[12]。
- ^ オープニングデモ中のアニメーションは初代『きゃんきゃんバニー』でも収録されていたとされる[26]。
- ^ 初代『きゃんきゃんバニー』では、デモムービーで各キャラクターが紹介され、その情報がヒロイン攻略のヒントとして機能していた[6]。
- ^ 初代『きゃんきゃんバニー』の主人公の名前はタケシである[28]。ひらがな表記の「たけし」とする文献もある[26]。
- ^ リメイク版の主人公は、大学生という設定であった[10]。
- ^ リメイク版の亜理子は主人公に手帳を与えるほか、恋人ができる魔法を主人公にかける[9][10]。
- ^ 『PC Angel 1993年6月号』の72頁には16歳と記されている[26]が、これは誤り。『美少女のゲーム カクテル・ソフト Official Guide Book』の41頁に掲載されたゲーム画面のキャプチャ画像には「18才」と記されている[30]。なお、リメイク版でも18歳の設定となっている[10]。
- ^ リメイク版でも年齢は20歳[10]。
- ^ リメイク版でも年齢は22歳[10]。
- ^ リメイク版でも年齢は24歳[10]。
出典
- ^ a b c d e 「カクテルソフトのデビュー作 元祖・ナンパゲーム!!」, 『オフィシャルファンブック コンプF&C』, p. 73.
- ^ a b c 「カクテルソフト大特集」, 『メガストア 1993年9月号』, p. 19.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 大仏 2000, p. 13.
- ^ a b c d e f g h i j k 多根 2006, p. 34.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 前田 2016, p.48.
- ^ a b c d e f g h 「きゃんきゃんバニー」, 『美少女のゲーム カクテル・ソフト Official Guide Book』, p. 40.
- ^ a b だわさ 1997, p. 128.
- ^ a b だわさ 1997, p. 127.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag 「きゃんきゃんバニー1 PRIMO」, 『TECH GIAN 1998年2月号』, p. 45.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad 「きゃんきゃんバニー1 PRIMO」, 『TECH GIAN 1997年12月号』, p. 42.
- ^ a b c d 宮本 2017, p. 71.
- ^ a b 「PARTY IN THE ROOM カクテルソフト」, 『TECH GIAN 1998年1月号』, p. 96.
- ^ a b c d e f g h i j k l m IGN JAPAN編集部 (2018年2月19日). “あの頃のゲーム、僕らのGOTY――携帯できるファミコン「ゲームボーイ」が登場した1989年の個人ベストゲームは？”. IGN JAPAN. IGN Entertainment. 2019年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月29日閲覧。
- ^ a b 「きゃんきゃんバニー by カクテルソフト」, 『PC ANGEL シリーズ研究総集編 美少女ゲーム傑作選』, p. 7.
- ^ a b c d e 「きゃんバニHISTORY!」, 『オフィシャルファンブック コンプF&C』, p. 74.
- ^ a b 返り天 2003, p. 157.
- ^ 宮本 2017, p. 60.
- ^ 宮本 2017, p. 61.
- ^ a b 宮本 2017, p. 62.
- ^ 今俊郎・黛宏和 (2019年8月1日). “【ゲームの企画書】エロゲー業界の重鎮アリスソフトのTADA氏が駆け抜けた現場30年。平成に始まり平成に終わった『Rance』シリーズを完結させた「作り続ける人」が向かう先”. 電ファミニコゲーマー. マレ. 2020年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月30日閲覧。
- ^ 倉田英之「シリーズ考察 ねーちゃん、茶ァしばきに行けへんか？」, 『PC ANGEL シリーズ研究総集編 美少女ゲーム傑作選』, p. 16.
- ^ a b c 宮本 2017, p. 72.
- ^ 宮本 2017, pp. 71 - 72.
- ^ 前田 2016, pp. 48 - 49.
- ^ 「美少女ゲーム10年の歴史を見た会社」, 『電撃姫 Vol.2』, p. 62.
- ^ a b c d e f g h i j k l 「シリーズ研究 Part5 きゃんきゃんバニー」, 『PC Angel 1993年6月号』, p. 72.
- ^ a b c 「カクテルソフト特集記念 きゃんバニシリーズ」, 『メガストア 1993年9月号』, p. 20.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 「きゃんきゃんバニー」, 『PC ANGEL シリーズ研究総集編 美少女ゲーム傑作選』, p. 8.
- ^ a b 「美少女ゲーム10年の歴史を見た会社」, 『電撃姫 Vol.2』, p. 61.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 「きゃんきゃんバニー」, 『美少女のゲーム カクテル・ソフト Official Guide Book』, p. 41.
- ^ a b c d e f g h 「シリーズ研究 Part5 きゃんきゃんバニー」, 『PC Angel 1993年6月号』, p. 73.
- ^ Au Yeung Yu Leung (2017年10月25日). “サマーレッスン：新城ちさと 七曜のエチュード - レビュー”. IGN JAPAN. IGN Entertainment. 2020年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月30日閲覧。
- ^ “【BugBug】「あなたが美少女ゲームにハマるきっかけになったタイトルは？」 ３月号掲載の美少女ゲーム売上げランキング＆１月号で募集した読者アンケート結果を大発表!!”. BugBug (2022年3月2日). 2022年3月9日閲覧。
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