かみおかんでとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > かみおかんでの意味・解説 

カミオカンデ(かみおかんで)

岐阜県神岡鉱山にある素粒子巨大観測装置

大量純水巨大タンク中に蓄え素粒子反応することによって発生するチェレンコフ放射光をその周り取り囲む光センサー捕らえる。宇宙線などの余計なノイズ抑えるため、鉱山地下深いところに建設されている。

もともと、カミオカンデは、陽子の崩壊事象調べ実験 (Neucleon Decay Experiment) に使われていた。ところが、1987年に、超新星爆発により大量発生したニュートリノ偶然に感知し話題となったこともある。現在では、主にニュートリノ検出器 (Neutrino Detection Experiment) として、水量5万トン級のスーパーカミオカンデ稼動している。

スーパーカミオカンデは、大気中で発生するニュートリノ太陽中心部生成されるニュートリノ、または粒子加速器使って人工的に作られニュートリノ検出するなど、基礎科学分野世界リードしていると言える

次世代となるハイパーカミオカンデは、さらに水量20倍の規模とする構想まとまり当初探していた陽子の崩壊事象について、もっと精密に調べる。この現象は、理論的に予言されいながらいまだにつかっていないので、世界中で注目されている

関連キーワード「粒子加速器

(2001.01.17更新



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

かみおかんでのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



かみおかんでのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
時事用語のABC時事用語のABC
Copyright©2025 時事用語のABC All Rights Reserved.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS