おんたけきょう

デジタル大辞泉

おんたけ‐きょう〔‐ケウ〕【御嶽教】

読み方：おんたけきょう

教派神道の一。自然宗教的な山岳信仰から出発、下山応助により組織化され、明治15年（1882）神道大成派から独立。神仏習合的で、木曽の御嶽山を崇拝し、御嶽大神（国常立尊(くにのとこたちのみこと)・大己貴命(おおなむちのみこと)・少彦名命(すくなびこなのみこと)）を祭る。「みたけきょう」と称した時期もある。

世界宗教用語大事典

おんたけきょう 【御岳教】

日本の教派神道の一つ。信州木曾の御岳山（標高三〇六三メートル）を崇敬する山岳信仰から出、下山応助（浅草の人）が一八七三（明治六）年開教。山の本部は長野の木曾大教殿、里の本部は奈良市の大和本宮。国常立尊・大己貴命・少彦名命を御岳大神として祭神とし、神人交遊・死生不二などを教える。岳はもと嶽と書き、「みたけきょう」と称した時期もある。→ 教派神道