おぱんちゅうさぎ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/05/21 00:44 UTC 版)
おぱんちゅうさぎは、イラストレーターの可哀想に!が手掛けるキャラクター[1]。
概要
青リボンと白パンツ一丁のピンクのうさぎ。常に涙目[1]。誕生日は8月2日（パンツの日）[2]。
様々なことを頑張って行おうとするが、ことごとく裏目に出て報われない[1]。例: 高齢者の荷物を持ってあげたら意外に重くて苦渋の表情を浮かべるなど[1][3]。その「不憫かわいい」姿がZ世代を中心に人気となっている[1][4]。
2022年1月、Twitterとインスタグラムにアカウントを開設[4]。イラストや短編漫画、ショート動画を配信。2024年3月、全編描き下ろしの初書籍『おぱんちゅうさぎ』をKADOKAWAより刊行[5]。
ロート製薬の便秘薬「ミルマグ」のテレビCMをはじめ[6]、他社とのコラボも多い[1]。「おぱんちゅうさぎ展」（東京・大阪・広島・仙台を巡回）[7]、「おぱんちゅ食堂」[8]（東京・大阪・名古屋・仙台を巡回）などのイベントも開催されている。韓国でポップアップショップが開かれるなど海外進出もしている[9]。
2024年10月には伊藤忠商事が日本と韓国を除くアジア地域、2025年5月には同社が北米地域（アメリカとカナダ）での本キャラクターの商品化する権利をそれぞれ取得している[10][11]。
受賞
- 2022年12月 「2022年SNSトレンド番付」（SNSトレンドマーケティング協会主催）ランクイン[12]
- 2023年6月 「JC・JK流行語大賞2023上半期モノ部門」（株式会社AMF主催）第3位[13]
- 2023年11月 「ティーンが選ぶトレンドランキング2023年モノ部門」（マイナビティーンズ主催）第2位[14]
- 2023年12月 「女子中高生2023年トレンド調査 2023年に流行ったキャラクターランキング」（GMOメディア主催）第1位[15]
書籍
- 可哀想に!『おぱんちゅうさぎ』KADOKAWA、2024年3月、ISBN 978-4046822161
その他
脚注
- ^ a b c d e f g 原田曜平. “謎ヒット「おぱんちゅうさぎ」とは Z世代に響く「不憫かわいい」”. 日経クロストレンド. 2024年3月30日閲覧。
- ^ 日本テレビ. “おぱんちゅうさぎ、8月2日“パンツの日”が誕生日 パーティー会場が30分で満杯に｜日テレNEWS NNN”. 日テレNEWS NNN. 2024年3月30日閲覧。
- ^ @opanchu_usagi_ (2023年5月21日). "「t.co/KQ8W8Qz9iI」". X（旧Twitter）より2024年3月31日閲覧。
- ^ a b 原田曜平 (2023年9月21日). “｢あざとかわいい｣はもうイタいだけ…若者のトレンドが｢不憫かわいい｣に転換している根本理由 Z世代がハマる｢おぱんちゅうさぎ｣の魅力”. PRESIDENT Online（プレジデントオンライン）. 2024年3月30日閲覧。
- ^ “可哀想に!「おぱんちゅうさぎ」全編描き下ろしの初書籍 3月14日発売!”. コラボカフェ (2024年1月29日). 2024年3月30日閲覧。
- ^ “SNSで話題！ 哀愁漂う「おぱんちゅうさぎ」がTVCM初出演 - Entame Plex”. 2024年3月30日閲覧。
- ^ 日本テレビ. “話題の『おぱんちゅうさぎ』若い世代が夢中になる人気の理由は「応援したくなっちゃう」｜日テレNEWS NNN”. 日テレNEWS NNN. 2024年3月30日閲覧。
- ^ 日本テレビ. “「かわいそうでかわいい」と話題のおぱんちゅうさぎ コラボカフェは予約で完売｜日テレNEWS NNN”. 日テレNEWS NNN. 2024年3月30日閲覧。
- ^ “「おぱんちゅうさぎ」が大ヒット 可哀想に！がZ世代の心をつかむ理由 | Forbes JAPAN 公式サイト（フォーブス ジャパン）”. forbesjapan.com. 2024年3月31日閲覧。
- ^ “伊藤忠商事、おぱんちゅうさぎ北米で商品化 SNS発キャラ海外戦略競う”. 日本経済新聞 (2025年5月19日). 2025年5月21日閲覧。
- ^ 岡坂健太郎 (2025年5月20日). “伊藤忠、北米で人気キャラ「おぱんちゅうさぎ」のライセンス事業開始”. ロイター通信 2025年5月21日閲覧。
- ^ “【2022年 SNSトレンド番付】「おぱんちゅうさぎ」や「バラクラバ」がランクイン！2022年 SNSトレンド番付が発表！”. SNSトレンドマーケティング協会. 2024年3月30日閲覧。
- ^ 日本テレビ. “不憫でかわいいとJC・JKに話題の『おぱんちゅうさぎ』 海外にも人気拡大｜日テレNEWS NNN”. 日テレNEWS NNN. 2024年3月30日閲覧。
- ^ “【2023年】10代女子が選ぶトレンドランキングを発表！ - 株式会社マイナビ│マーケティング・広報ラボ” (2023年11月15日). 2024年3月30日閲覧。
- ^ “GMOメディア、2023年の女子中高生の流行を調査／「ちいかわ」を抑え「おぱんちゅうさぎ」がトップに”. MarkeZine (2024年1月10日). 2024年3月30日閲覧。
外部リンク
- おぱんちゅうさぎ (@opanchu_usagi_) - X（旧Twitter）
- おぱんちゅうさぎ (@opanchu.usagi) - Instagram
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