おとぎ話との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 21:17 UTC 版)
「ブラザーズ・グリム」の記事における「おとぎ話との関連」の解説
この映画ではおとぎ話(ほとんどはグリム童話)からの引用が多く見られるが、実際の話とは多少異なっている。 ジェイクは牛と引き替えに豆を手に入れる(『ジャックと豆の木』)。 鏡の女王は、『白雪姫』(邪悪な女王と魔法の鏡)、『エンドウ豆の上に寝たお姫さま』(積み重ねた敷き布団の上に寝る)、『ラプンツェル』(入り口の無い塔に住み、髪の毛が長い)が組み合わされている。 『赤ずきん』の英雄的な狩人は、映画では邪悪な家来と狼男になっている(悪い狼)。 『ジンジャーブレッド・マン』は、映画では泥の化け物である。 『ジャックと豆の木』のジャックは、兄弟の名前に合わせてジェイクに変えられている。 ヘンゼルとグレーテルは自分たちを「ハンス」、「グレータ」と呼ぶ。 悪魔に取り憑かれた馬を見た少女は、『赤ずきん』が狼を見たときと同じように「なんて大きな耳なの。なんて大きな目なの…」と言う。 いけにえの少女たちは、眠りに落ちるときに指に針を刺される(『眠れる森の美女』)。 いけにえの少女たちの足には、魔法によってガラスの靴が履かせられる(『シンデレラ』)。 狂った老婆は兄弟に赤いリンゴを与えようとする(『白雪姫』)。 カエルにキスをする(『かえるの王さま』)。 酔っぱらったジェイクが、ノームの名前を当てなければならなくなったときの話をする(『ルンペルシュティルツヒェン』)。 キスによって魔法が解け目覚める(『白雪姫』)。 ほかにも次のような引用が見られる。 鏡の女王の物語は、「流血の伯爵夫人」と呼ばれたバートリ・エルジェーベトの伝説を彷彿とさせる。 指輪が水の中に投げ入れられると水が凍るシーンは、映画『レジェンド/光と闇の伝説』の1シーンとよく似ている。 少女が靴を打ち合わせるのは『オズの魔法使い』のドロシーのそれと同じである。
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