NGO(えぬじーおー)
環境、医療、貧困、難民などの地球的規模の問題に取り組むことを目的とする民間組織一般を指す。NGOの例として、国際ロータリー、アムネスティ・インターナショナルなどが有名である。また、1999年にノーベル平和賞を受賞した「国境なき医師団」や、1997年同賞受賞の「地雷禁止国際キャンペーン」は、活動規模や条約締結への影響力が国際社会において非常に大きいことを示した。
最初にNGOという言葉が使われたのは、1945年に発効した国連憲章の中である。国際連合(国連)は、NGOのもつ専門的知識・能力に基づく情報や助言を得ること、そして、経済社会理事会との協議上の地位をNGOに与えることになっている。現在、このように国連の場で発言力をもつNGOの数は1700を超えている。今日の国際社会においては、国家に匹敵する影響力をもつとさえ言われている。
日本のNGOは、主に郵便貯金の利子のうち20%を寄付する「国際ボランティア貯金」やODA(政府開発援助)による補助を資金源として活動範囲を広げているところである。
(2000.07.17更新)
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