うたい‐もの〔うたひ‐〕【歌い物/▽唄い物/謡物】
歌いもの
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歌いもの(うたいもの)または謡物(うたいもの)とは、日本の伝統音楽(邦楽)における一ジャンルで、
注釈
- ^ 器楽合奏曲の『越天楽』の主旋律に歌詞をあてはめて歌う楽曲は『越天楽歌物』と称されている。この場合は、「語りもの」に対しての「歌いもの」の意ではなく、器楽曲に対しての意である。吉川(1990)p.74
- ^ 鎌倉時代末期の卜部兼好の随筆『徒然草』に「梁塵秘抄の郢曲の詞」とあるのは当時の雑芸を指している。橋本(2004)
- ^ 小歌を集成したものには、『閑吟集』のほかに16世紀初頭成立の『宗安小歌集』、「隆達の小歌」諸本などがある。徳江(2004)
- ^ 早歌を「宴曲」とも表記する場合もみられるが、宴曲は、遊宴の場において歌われる曲という意味である。豊永(2004)p.48
- ^ 「都節」は、明治時代中期に上原六四郎が『俗楽旋律考』において命名したものである。対立する概念として、陽旋法を用いた「田舎節」がある。吉川(1990)p.80など
- ^ 通常、「組歌」という場合は箏組歌をさす。由比(2004)
- ^ 『菜蕗(ふき)』『梅が枝(え)』ほか11曲、全部で13曲ある。由比(2004)
- ^ 東明流における代表作には『妹背の鹿笛』『大磯八景』『富士見園女』『花の心』などがある。倉田「東明流」(2004)
- ^ 大倉組創始者として知られた大倉喜八郎の長男で各種の文化事業、スポーツ振興事業などをおこなったことでも知られる。
- ^ 大和楽の代表的な楽曲には、大倉喜七郎自身による『田植』『砧』があり、歌い手の岸上きみもまた『狐』『隅田川』などを作曲した。宮川源次の作品には、『あやめ』『雪折竹』などがある。倉田「大和楽」(2004)
出典
- ^ a b 吉川(1990)p.74
- ^ a b c d e 田邊(2004)
- ^ a b c 薦田(1990)p.116
- ^ 徳江「歌謡」(2004)
- ^ 吉川(1990)p.75
- ^ 吉川(1990)p.76
- ^ 吉川(1990)p.77
- ^ a b c d 吉川(1990)p.78
- ^ a b c d e 吉川(1990)p.79
- ^ a b c d 橋本(2004)
- ^ a b 豊永(2010)pp.43-44
- ^ a b 徳江「小歌」(2004)
- ^ a b 豊永(2010)p.48
- ^ 吉川(1990)pp.79-80
- ^ a b 由比(2004)
- ^ a b c d e f g 吉川(1990)p.80
- ^ 声楽(日本辞典)
- ^ 倉田「東明流」(2004)
- ^ 倉田「大和楽」(2004)
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