糸車 (いとぐるま)
糸車は、いとぐるま、糸撚り器、ブンブンなどと呼ばれているように、機織りにあたってよこ糸を細管に巻き取る管巻き、回転する管の軸方向に糸を引き出すと撚りがかかるので撚糸に、また、同じ働きから綿の紡糸にと、多様の用途をもった器具で、織物づくりのシンボル的道具である。原理的には、加速車で、ベルトにひもを使う(それを、しらべとも呼ぶ)。なお、ブンブンの名称は、速くまわすとブンブンとうなりを生じるところから、つけられたものであろう。現在も手工芸的に使用されている。機織りのよこ糸管巻き用に用いられたものであろう。大車の矢は18間で標準型、ただし車に厚味があって豪快、ガッチリと作られている。手前に傾くように向う側に当木を打ちつけてあった。小柄な女性がぺったりと座って、幅広の矢を手掛かりにして、ゆっくりと回したものであろう。高さ62.5cm、大車の直径55cm、台の長さ82cmで、大正時代から昭和前期に使用された。 |
このページでは「農機具の種類」からいとぐるまを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からいとぐるまを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からいとぐるまを検索
Weblioに収録されているすべての辞書からいとぐるまを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からいとぐるまを検索
- いとぐるまのページへのリンク