あわせて用いられる記号類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 07:26 UTC 版)
「トルコ語アルファベット」の記事における「あわせて用いられる記号類」の解説
母音の上のサーカムフレックス (düzeltme işareti) は2つの意味で用いられる。1つにはその母音が長母音であることを示し、1つにはペルシア語・アラビア語に由来する言葉で起こる先行子音(g, k, l)の口蓋化を示す。後者の口蓋化については1928年の文字改革のさい、k, g, lにhを後続させる表記法が一旦決定されたが、すぐに撤回されサーカムフレックスを使う現在の表記が定められた。2つの意味でサーカムフレックスを使用することとしたため混乱が生じ、現在ではサーカムフレックスを表記することは少なくなっている。 アポストロフィ (Kesme işareti) は固有名詞と接尾辞の間に挟まってその境界を明らかにするために使われる。 ハイフンは、はじめ接尾辞との境界を表すため、またペルシア語由来の複合語においてエザーフェを明らかにするために用いることが提案されたが、アタテュルクによってこの用法は廃止されている。後にトルコ言語協会は後者の用法を復活させたが、近年は用いられない傾向にある。 その他疑問符が疑問文の文末に、終止符がそれ以外の文末に用いられる。また感嘆符が驚きや強調を表すため用いられる。引用の際にはダッシュかダブルクォートが用いられる。
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