阿弥陀寺の湯屋 附 旧鉄湯釜 旧鉄湯舟残欠
名称: | 阿弥陀寺の湯屋 附 旧鉄湯釜 旧鉄湯舟残欠 |
ふりがな: | あみだじのゆや つけたりきゅうてつゆがま きゅうてつゆぶねざんけつ |
種別: | 信仰に用いられるもの |
員数: | 1件 附2口 |
指定年月日: | 1972.08.03(昭和47.08.03) |
所有者: | 阿弥陀寺 |
所有者住所: | 山口県防府市牟礼上坂本1869 |
管理団体名: | |
備考: | |
解説文: | 阿弥陀寺の湯屋は、重源によって阿弥陀寺が建立された際に、建てられたといわれている施浴を行う施設である。桁行10.53m、梁間4.5mで、桟瓦葺平屋建の覆屋をもつ。内部は、釜場と洗い場と脱衣室からなり、鉄湯釜で沸かした湯を石製の湯舟に汲み取り、石敷きの洗い場で浴びる「取り湯」と呼ばれる施浴が、毎年開山忌にあたる7月14、15の両日(現在は7月の第四土・日曜日)に行なわれてきた。 現在使用されている鉄湯釜と石製湯舟には、文政年間の刻銘がみられるが、これとは別に鎌倉時代のものと伝えられる鉄湯釜と鉄湯舟(残欠)も保存されており、中世からの施浴の様式をうかがうこともできる。我が国の施浴の習俗を考える上で重要なものである。 |
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