『虹の谷』と『リラ』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/28 17:23 UTC 版)
「アン・ブックス」の記事における「『虹の谷』と『リラ』」の解説
モンゴメリが1920年8月23日付けで書いた手紙にはこうある。昨日、新作[原注『アンの娘リラ』]を書き終えて…この作品で『アン』シリーズともきれいさっぱりお別れです。…どのような少女であれ、六冊も書けばもう十分です。 モンゴメリは1920年8月24日の日記にこう記している。 "Today I wrote the last chapter of of 'Rilla of Ingleside' ....It is the last of Anne series." (拙訳) 今日、私はアンの娘リラの最終章を書き上げました。これはアン・シリーズの最後です。 モンゴメリが1940年7月に読者に宛てた手紙にもこう書かれている。 『虹の谷のアン』と『アンの娘リラ』もアン・ブックスだと知っている事と思います モンゴメリが『アンの娘リラ』を最後のアン・ブックスとした理由は、第一次世界大戦の勃発により牧歌的なアンの続編はもはや書けないと判断したためである。 この時点での「六冊」とは、『赤毛のアン』、『アンの青春』、『アンの愛情』、『アンの夢の家』、『虹の谷のアン』、『アンの娘リラ』である。この6冊をモンゴメリの考えた通りアン・シリーズとし、さらに、その後に書かれた、時系列的に第一次世界大戦より前に遡る、アンが主役である『アンの幸福』と『炉辺荘のアン』は作者もアンの本と認識しているため(後述)それも含めた8冊をアン・シリーズと考える方法。
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