『聖コルンバ詩篇集』
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おそらく最も有名なクーダハは、597年の聖コルンバ逝去の直後まで遡るとされ、現代まで残る最初期のアイルランド語の書物にして極めて貴重な聖遺物である詩篇集『聖コルンバ詩篇集』のものであろう。オドネル家の所有物で、クーダハごと首にかけられ軍旗の代わりとして戦場に持ち出されたことは非常によく知られている(アイルランド語のCathathは戦士という意味である)。当初の細工は1072年から1098年の間にケルズでなされたが、玉座のキリストを大きく配し、隣に箔細工で磔刑と諸聖人を描いた正面は14世紀に新しく付け加えられたものである。
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