『ウォッチメン』とアラン・ムーア
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「アメリカン・コミックスにおけるクリエイターの権利」の記事における「『ウォッチメン』とアラン・ムーア」の解説
DC社本体から刊行された1986年の大作『ウォッチメン』は、コミックが絶版になった後に著作権が作者アラン・ムーアとデイヴ・ギボンズ(英語版)に返還される契約になっていた。しかし皮肉なことに、同作は読者の圧倒的な支持のもとで版を重ね続けたため、作者らの手に権利が渡ることはなかった。ムーアはこれを裏切りと捉え、DC社と絶縁した。後にムーアは、DC社が権利を所有する自分の作品や、映画『ウォッチメン』(2009年)から作者クレジットを外すよう望んだ。 ムーアに少し遅れて登場した原作者ニール・ゲイマンは、DC社から『サンドマン』(1989-1996年)の著作権を与えられた。これについては「ムーアを失った失敗を繰り返さないように」そうしたのだという見方がある。
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