「銀閣」と「銀閣寺」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 04:50 UTC 版)
前述の通り、観音殿を「銀閣」と称するほか、寺院全体の通称は「銀閣寺」として知られている。一方、入学試験で当寺が正答となる問題が出題された際に「銀閣寺」と解答すると、誤答とされた事例があった。 1977年(昭和52年)3月に実施された北海道公立高校入学試験(北海道教育委員会作成)においては、「銀閣」「慈照寺」は正答とされた(ひらがな表記を含む)が、「銀閣寺」は誤答だった。この設問についての出題者の見解は、「銀閣は、慈照寺という寺のいくつかの建物の一つで、教科書でも銀閣寺とは記述されていない。『銀閣』または『銀閣(慈照寺)』と示されている」としている。なお、当寺の近隣には「銀閣寺前」「銀閣寺道」を称する電停(当時)やバス停があるほか、修学旅行などのガイドも銀閣寺と呼称していたことを挙げて「入試問題の落とし穴」とした報道もあった。なお、2002年(平成14年)に実施された横浜中学校の入学試験における選択肢では「慈照寺銀閣」と記述されている。 なお同じ相国寺の塔頭として京都市上京区烏丸通今出川東入上るに「慈照院」がある。慈照寺と慈照院はどちらも足利義政にゆかりがあるが、別の寺院である。
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