「迫撃弾」という呼称の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/04 06:24 UTC 版)
「迫撃弾」の記事における「「迫撃弾」という呼称の由来」の解説
迫撃弾という呼称は、高角度の曲射弾道を持つ精度の悪い砲という意味で軍用の迫撃砲と類似しているためにマスメディアが作った造語である。本来なら発射する「砲」と発射される「砲弾」には別々の呼称が与えられるべきだが、「迫撃弾」とその「発射機」という区別も次第に失われ、両者を「迫撃弾」とする表記が一般的となった。警察は迫撃弾と呼ばず、「金属弾」と発表する。榴弾が発射された場合は、「飛翔弾」または「爆発物発射事件」と発表する。 この「迫撃弾」という言葉が一般化された結果、本来の「迫撃砲」「迫撃砲弾」まで「迫撃弾」と呼ばれる逆転現象も起きている。たとえば、紛争地域の報道で本来は「迫撃砲で攻撃された」「迫撃砲弾が撃ち込まれた」と表現するべきところを「迫撃弾で攻撃された」「迫撃弾が撃ち込まれた」と表現するメディアもある。
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