「譜」が存在したことの意義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/07 13:58 UTC 版)
「譜 (源氏物語)」の記事における「「譜」が存在したことの意義」の解説
「譜」の内容がどのようなものであるにせよ、源氏物語が出来て間もない時代の物語が単なる「女子供の手慰み」・「おもしろい読み物」としか考えられなかった時期であり、また「几帳の中で一人で一日中読みふける」といったことが出来た、また源氏物語の最初の注釈書とされる源氏釈(但し雪月抄ではこれに先行して大江正房が揚名介の問題について自説を述べたとされるなど、個々の問題についての論述は存在したと見られる。)が成立する12世紀半ばより100年以上も前の時代に、このような「物語を読むに当たって参考となるような書物」が存在したことが源氏物語の享受の歴史の上で注目される。
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