「恩賜財団」の組み文字表記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 02:00 UTC 版)
「済生会」の記事における「「恩賜財団」の組み文字表記」の解説
「恩賜」と「財団」は1行に書かずに、済生会よりも小さい文字で2行に組み文字にするのが正式名称である。これは明治天皇の意向とされており、第二次世界大戦後に社会福祉法人に組織形態が変わった後も引き継がれている。 設立時、下付金によって設立する財団の名称について、当時の桂太郎首相が「恩賜財団済生会」で伺いを立てたところ、天皇は「済生の事業は天皇と国民が一緒になって行うのだから、皇室だけが先行するような恩賜財団は適当ではない」として許さなかった。目立たないよう「恩賜」「財団」を組み文字にして改めて提案し、許されたという。 財団公式ウェブサイトでもコンピュータの特性を理由とし、「本来の表記」ではないと断りつつ、1行での表記を行っている(スタイルシート(CSS)によって「恩賜財団済生会」のような表記は可能であるが、対応ブラウザに限られる)。
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