「地上げ」とは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 14:55 UTC 版)
都市における土地は、細切れの状態よりも街区単位でまとまっている方が、大規模な建築物が建てられ、面積当たりの利用価値が高くなる。そのため細切れの土地を買い取り区画を大きくして、都市再開発用地に提供する手法である。 土地の整理分合によって公共用地を生み出し、なおかつ地区全体の土地の価値を高めるという点では、土地区画整理事業や市街地再開発事業などの都市計画事業(面整備)は、公的な地上げ行為と言える。 日本ではバブル景気時に、地主や住民を恫喝して強引に土地を買い漁り、街区単位でまとまった段階で転売して、膨大な利益を上げる地上げ屋が台頭していた為、ネガティブなイメージがつくきっかけになった。 しかし本来の地上げは、権利関係の複雑な土地・建物を買収する都市開発の専門業者として存在していたものである。
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