「噂」としての「ウソ技」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 04:39 UTC 版)
コンピュータゲームの特性上、仕様などはユーザー側に隠されている部分が多く、それらを想像するのもユーザーの楽しみの一つであったため、『ファミマガ』以前より、ユーザー間で発生した同様の噂は存在した。それらは漠然と噂話として語られていたが、その概念に「ウソ技」と名づけたのが『ファミマガ』であった。 「ウソ技」とは、本来、意図された虚構であったが、 当該のゲームをプレイする機会がないと、真偽の確認ができない 相応の腕前が無ければ再現できない 本当であると良い、という希望的観測 ウソであると知っているが、愉快犯的行動 等の理由により、噂として流布されることがあった。 それらは起源を明かされずに語られたことも多く、「知り合いがやっているのを見た」などの真実味を帯びて、都市伝説的に伝播することとなる。 「ウソ技」が噂になる条件として、 そのソフトの知名度が高いこと 信憑性が高いこと それを行うことによって得られる結果が魅力的であること などがあり、条件を満たさないものは一過性の嘘として扱われ、流布されることは少ない。 これらの条件は一種の強力なアンケート装置として機能し、流布されたウソ技は、結果的に非常に洗練されたものとなる。 この効果により、噂は更に広められ、広められた先には、当該ソフトの開発者などが含まれることがある。その際、「洗練されたウソ技」は、シリーズの新作や同ソフトのリメイク版などにフィードバックされることもあり、「嘘から出た実」となることも多々ある。
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