「ローマ字」という呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 03:07 UTC 版)
単に「ローマ字」(英: the Roman alphabet)と言った場合、本来はラテン文字(ラテンアルファベット)のことを指す。「ローマ」とは、古代ローマ帝国において用いられていた文字に由来することからの呼び名である。 ただし現在の日本では、ラテン文字を用いての日本語の表記法(日本語のラテン翻字)と表記そのもののことをローマ字と呼ぶことが多く、本項での記述はこれに相当する。 非ラテン文字言語をラテン文字で表記することを英語では「romanization」(ラテン文字化)と呼び、日本語以外にも、ロシア語、ギリシャ語、アラビア語、中国語、朝鮮語など非ラテン文字言語の多くでラテン文字化の方法が定められているが、日本国内では一般にそれらの表記法を「ローマ字」と呼ぶことはまずない。また、英語でも特に日本語からのラテン文字化は「romaji」と呼ぶことがある。 「羅馬字会」の名に見られるように、かつてはローマ字を羅馬字とも書いた。
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