α‐ファルネセン
分子式: | C15H24 |
その他の名称: | ファルネセン、α-Farnesene、α-ファルネセン、Farnesene、(3E,7E)-3,7,11-Trimethyl-1,3,6,10-dodecatetrene、(3E,6E)-3,7,11-Trimethyl-1,3,6,10-dodecatetrene、(E,E)-α-ファルネセン、(E,E)-α-Farnesene、trans-α-ファルネセン、trans-α-Farnesene、(3E,6E)-3,7,11-Trimethyldodeca-1,3,6,10-tetrene |
体系名: | (3E,7E)-3,7,11-トリメチル-1,3,6,10-ドデカテトラエン、(3E,6E)-3,7,11-トリメチル-1,3,6,10-ドデカテトラエン、(3E,6E)-3,7,11-トリメチルドデカ-1,3,6,10-テトラエン |
α-ファルネセン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/02 15:48 UTC 版)
α-ファルネセンの2つの幾何異性体は、天然物から単離できる。 (3E,6E)-3,7,11-トリメチルドデカ-1,3,6,10-テトラエン このうち、(E,E)-α-ファルネセンは例えばリンゴその他の果実の皮によく見られ、「青リンゴ臭」の原因となっている。空気酸化を起こすと最終的に果実の細胞層に細胞死をもたらし、リンゴの茶色い変色部として観察される。 (3Z,6E)-3,7,11-トリメチルドデカ-1,3,6,10-テトラエン (Z,E)-α-ファルネセンはシソ属(英語版、ドイツ語版)の精油から単離される。これら両方の異性体は、シロアリの警報フェロモンやコドリンガ(英語版、ドイツ語版)の誘引物質など昆虫の情報化学物質として働く。 α-ファルネセンはまた、クチナシからとれるクチナシ油の主成分でもあり、液状成分のうちおよそ 65% を占める。 他の2つの異性体は人工的に合成される。 (3E,6Z)-3,7,11-トリメチルドデカ-1,3,6,10-テトラエン (3Z,6Z)-3,7,11-トリメチルドデカ-1,3,6,10-テトラエン
※この「α-ファルネセン」の解説は、「ファルネセン」の解説の一部です。
「α-ファルネセン」を含む「ファルネセン」の記事については、「ファルネセン」の概要を参照ください。
- α-ファルネセンのページへのリンク