繰る

デジタル大辞泉

く・る【繰る】

読み方：くる

［動ラ五（四）］

１ 細長い物を、順に引き出して物に巻きつけたり、端から順に手元に引いてまとめたりする。たぐる。「まゆから糸を—・る」「すばやく釣り糸を—・る」

２ 送り動かして移動させる。「雨戸を—・る」

３ 順に数える。「日を—・ってみたら、もう二か月にもなる」

４ 綿繰り車にかけて綿花の種子を取り去る。

５ 紙などひと続きのとじてあるものを順にめくる。「帳簿を—・る」「暦を—・る」

６ 謡曲で、音をクリの高さに上げる。→繰り2

７ 義太夫節で、ある音程から一段上の音程へ上げて語る。高潮した場面に用いる。

８ 演劇で、俳優が頭の中でせりふの順序をつけ、その順に従って述べていく。

[可能] くれる

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

繰る

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 07:23 UTC 版)

和語の漢字表記

繰る

1. くる　参照。

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「 繰る」の例文・使い方・用例・文例

• 雨戸を繰る
• 戸を繰る
• 本を一枚一枚繰る
• 凧の糸を手繰る
• 珠数を爪繰る
• 綿を繰る（種子を分ける）
• ページを繰る
• 本を繰る
• 原稿を繰る
• 繭から糸を繰ること
• 糸を繰る
• 綿を繰る人
• 紐や綱を手繰るようにさせる
• 記憶を手繰るようにさせる
• (物事を悪い意味に)勘繰ることができる
• 書物などのページを繰ることができる
• (細長い物を)手元へ手繰ることができる
• 記憶を手繰ることができる
• 綿を繰ること