"Compile" プログラム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 23:01 UTC 版)
「GoboLinux」の記事における「"Compile" プログラム」の解説
Compileはソースコードtarballのダウンロード、解凍、コンパイルと、それらの結果として得られた実行可能コードのインストールを、"recipes" として知られる単純なコンパイルスクリプトを使用して(Compile fooのように)全て1つのコマンドで行うプログラムである。 Compileシステムは、FreeBSD Ports collectionを基盤とするGentooのPortageシステムとやや類似しているところがある。しかしながら、PortageはFilesystem Hierarchy Standardと互換性のある伝統的なファイルシステム階層構造用に作られている。一方Compileは、GoboLinux独自のファイルシステム階層構造の効能をパッケージ管理の領域に拡張する。このためGoboLinuxでは、ファイルシステム自体がパッケージ管理データベースの一種として自ずから役立つことになる。 CompileプログラムはGoboLinuxバージョン011に導入された。それ以前はGentooのパッケージ管理システムをGoboLinuxに移植し、GoboPortageという名前のもとにSourceForge.netプロジェクトとしてその移植を開発することについての議論があった。 Compileのその他の機能を以下に示す: 各プログラム自身におけるダウンロードサイトの使用 ディストリビューションのリポジトリ(またはそのミラー)はrecipesのダウンロード用にしか使用されない。recipesは即座にダウンロードすることやバッチでダウンロードすることができる。 最小限度で宣言型指向のコンパイルスクリプト 典型的な "configure; make; make install" ソフトウェアは、大幅にメンテナンスがし易くなるよう2行にスクリプト化されることが多い。 GoboLinuxスタイル依存性のサポート ユーザーが「手動で」コンパイルしたソフトウェアは検出機構により考慮される。 パス不可知論 rootlessなGoboLinuxインストール(つまり任意のGoboLinux以外のディストリビューションにおけるホームディレクトリへのインストール)で動作する。
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