iPhone 7 概要

iPhone 7

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/01 23:26 UTC 版)

概要

iPhone 7は、2016年9月7日(現地時間)、アメリカカリフォルニア州サンフランシスコで開催されたAppleのスペシャルイベントで発表され、同年3月にはiPhone SE (第1世代)が発売した。

2016年9月9日iPhone 7 Plusと同時に日本では午後4時01分から予約開始。9月16日日本国内ではNTTドコモKDDI沖縄セルラー電話連合au)、ソフトバンクから販売されたほか、Apple StoreではSIMフリー版が販売された[1]

iPhoneシリーズで初めて、耐水防塵を謳っており、IP67等級に適合している。また、搭載しているNFCチップ自体は他地域と共通だが、日本向けのモデルのみ日本国内でApple Payを利用可能にするFeliCaが有効になっている。このような機能は、日本のガラパゴススマートフォンの例として、よく挙げられていたため、iPhoneが搭載したことに対して驚きの声が上がった[2]。またこのため、裏面に電波法施行規則により「総務省指定 MIC/KS」番号が表記されている[3]

iPhone 7の外観はiPhone 6sと似ているが、新しいカラーバリエーション、耐水防塵、新しい容量、感圧式のホームボタンが導入され、3.5mmイヤホンジャックが無くなった。そして背面にあるアンテナラインは、iPhone 6でのCラインからDラインになり、よりスタイリッシュに。そして一枚の板にさらに近づいた。デバイス内のハードウェアも更新されており、システム性能およびグラフィック性能が更新されたクアッドコアSoCを内蔵し、iPhone 7およびiPhone 7 Plusの両方に光学手ブレ補正付き12メガピクセルの背面カメラ、iPhone 7 Plusにはズーム機能付き望遠レンズが付加されている。しかし光学式手ブレ補正は背面から見て左の広角カメラにのみ搭載されている。

カメラの大型化やイヤホンジャック廃止により、iPhone 6/6s向けの従来のケースなどは使えない。また、画面保護シートはiPhone 6/6s/7の画面サイズは変わらないため貼ることは可能だが、iPhone 7は受話口もステレオスピーカーになったため、従来よりも数ミリ横に長くなっている。メーカーによって異なるが、iPhone 6/6sの画面保護シートをiPhone 7に貼る際には注意が必要。 iPhone 6sの枠付きガラスは使用不可。

データ通信での最大受信速度は450Mbpsであるが、NTTドコモの場合375Mbpsと発表されている[4]

次世代機種のiPhone 8が発表されると、値下げとともに256GBモデルの販売は終了し、32GB・128GBモデルの2種類に統一された。さらにジェットブラックカラーの32GB販売も開始。

2018年 12月 Y!mobileUQ mobileから発売されることが決定した[5][6]

2019年 2月に、NTTドコモがdocomo with対応機種として販売する事を発表した[7]

2022年6月7日に、WWDC22で発表されたiOS 16で、iPhone 6s / iPhone 6s Plus / iPhone SE (第1世代) / iPhone 7 Plus / iPod touch (第7世代)と共にサポート対象外になった[8]


  1. ^ Apple、iPhone 7およびiPhone 7 Plusを発表 — これまでで最高かつ最も先進的なiPhone”. Apple Newsroom (日本). 2024年2月24日閲覧。
  2. ^ “iPhoneは世界の共通語(だったのに)”.山田祥平のRe:config.sys PC Watch.2016年9月9日閲覧。
  3. ^ “iPhone 7の「総務省指定」、今後は画面表示も検討──高市総務大臣がコメント”.Engadget 日本版.(2016年9月20日, 午後10:00版).2017年11月13日閲覧。
  4. ^ PREMIUM 4G® | 通信・エリア | NTTドコモ”. www.nttdocomo.co.jp. 2019年8月30日閲覧。
  5. ^ “ワイモバイル”、「iPhone 7」を2018年12月20日に発売|新着情報|お知らせ|Y!mobile - 格安SIM・スマホはワイモバイルで”. Y!mobile. 2024年2月24日閲覧。
  6. ^ UQ mobile、iPhone 7を12月20日より取扱い開始 |”. UQコミュニケーションズ. 2024年2月24日閲覧。
  7. ^ ドコモからのお知らせ : 「docomo with」対象端末に、iPhone 7(32GB)を追加 | お知らせ | NTTドコモ”. www.docomo.ne.jp. 2024年2月24日閲覧。
  8. ^ iOS 16 や iPadOS 16 に対応しているデバイス - Apple サポート (日本)”. Apple Support (2023年). 2024年2月24日閲覧。
  9. ^ (日本語) iPhone 7 - デザイン, https://www.youtube.com/watch?v=167KUnTDKwc 2024年2月24日閲覧。 
  10. ^ “iPhone 7のFeliCa対応がもつ大きな可能性、おサイフヘビーユーザーがiPhone購入を本気で検討する理由”
  11. ^ “インフラ側から見たApple Pay日本導入、その驚きと残念なところ”
  12. ^ “Suica|Apple Pay”
  13. ^ “Apple Pay - 始め方”
  14. ^ iPad や Mac ノートブックの電源アダプタで iPhone を充電する”. Apple Support. 2019年2月22日閲覧。
  15. ^ 株式会社インプレス (2016年9月8日). “アップル、防水防塵やFeliCaに対応した「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」”. ケータイ Watch. 2024年2月24日閲覧。
  16. ^ iOS 10 のアップデートについて - Apple サポート (日本)”. Apple Support (2023年). 2024年2月24日閲覧。
  17. ^ “鮮やかな赤いiPhone登場--アップル、iPhone 7シリーズに(PRODUCT)RED Special Edition”.2017年3月21日閲覧。
  18. ^ “iPhone7 (PRODUCT)RED™ Special Edition”.2017年3月22日閲覧。
  19. ^ iPhone7の付属品”. S-MAX. 2023年3月9日閲覧。
  20. ^ 株式会社インプレス (2018年9月13日). “iPhone刷新で、Lightning-3.5mmヘッドフォンアダプタは別売に”. AV Watch. 2022年9月7日閲覧。
  21. ^ iOS 11 のアップデートについて - Apple サポート (日本)”. Apple Support (2023年). 2024年2月24日閲覧。
  22. ^ “「圏外」の問題に対する iPhone 7 修理プログラム”
  23. ^ CWE - CWE-416: Use After Free (4.8)”. cwe.mitre.org. 2022年8月14日閲覧。
  24. ^ JVNDB-2019-013270 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース”. jvndb.jvn.jp. 2022年8月14日閲覧。
  25. ^ Apple Inc. (2007-2020). iPhone News - Newsroom Archive. Retrieved january 28, 2021.


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