JR九州885系電車 沿革

JR九州885系電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 15:37 UTC 版)

沿革

  • 2000年平成12年)
    • 2月6日:1次車(SM1 - 7編成)6両編成7本が南福岡電車区(本ミフ)に配属(配属完了は3月7日)。
    • 3月11日:ダイヤ改正。「かもめ」のパターンダイヤ16往復および「ソニック」2往復、門司港行き「きらめき」に投入。
  • 2001年(平成13年)
  • 2002年(平成14年)
    • 10月21日:ダイヤ修正により「みどり」1往復に投入。ただしこの列車は佐賀駅・肥前山口駅発着の「かもめ」を臨時延長扱いで佐世保駅発着にしたため、佐世保線内は臨時列車扱いであった。
  • 2003年(平成15年)
    • 2月20日:サハ885形300番台投入により、全編成が6両となる(6両化完了は23日)。
    • 3月15日:ダイヤ改正に伴い「みどり」から撤退。
    • 7月18日:SM3編成が長崎線特急列車脱線転覆事故で被災。同編成は運用を離脱するとともに、大破した博多寄り3両は同年9月1日付で廃車。
    • 10月:SM8 - 11編成の要部検査入場に伴い、「ソニック」の1運用(佐伯駅に乗り入れない運用)を一部期間883系AO1 - 5編成が代走( - 2004年3月まで。や市販の大型時刻表でも案内されていた)。
  • 2004年(平成16年)
    • 3月23日:400番台3両が落成し、損傷の少なかった為修理された長崎寄りの3両と連結してSM3編成が運用復帰。
  • 2005年(平成17年)
    • 3月1日中津発着の「ソニック」(101・104号)へ投入。「きらめき」からは撤退し、門司港までの運用が消滅。
    • 10月8日:SM11編成が、宮崎地区のイベント列車として日豊本線南宮崎駅まで入線(10日まで)。885系の同線佐伯駅以南での営業運行は、これが初めてである。
  • 2007年(平成19年)
    • 3月18日:全列車全面禁煙化。また、中津発着の「ソニック」を101・102号に変更の上、営業運転区間を柳ヶ浦駅まで延長。
  • 2008年(平成20年)
    • 7月19日:「きらめき」への運用が復活。これにより門司港駅 - 小倉駅間での運用が復活。
  • 2009年(平成21年)
    • 3月14日:「きらめき」への運用から撤退。これにより再度門司港駅 - 小倉駅間での運用がなくなる。
  • 2010年(平成22年)
    • 4月:所属車両基地名が「南福岡電車区(北ミフ)」から「南福岡車両区(本ミフ)」に変更。
    • 9月:専用のラッピングを施したSM8編成が土休日に限りにちりんシーガイア7・20号に使用される。宮崎空港駅への乗り入れは初となった。
  • 2011年(平成23年)
    • 1月:SM5編成が青帯に変更された。
    • 3月:「ソニック」の別府→大分間昼間の下り列車において、石丸謙二郎によるナレーション「大分市観光ナレーション」が放送開始される。
  • 2012年(平成24年)
    • 6月までに、1次車全車両の青帯化が完了した。
福山雅治のラッピング(新鳥栖駅にて)
  • 2015年(平成27年)
    • 8月23日:福山雅治のデビュー25周年を記念してSM7編成がラッピングされた[22]
  • 2018年(平成30年)
    • 3月1日:サガン鳥栖ラッピングトレインとしてSM9編成がラッピングされた。
  • 2019年(平成31年/令和元年)
    • 3月1日:サガン鳥栖ラッピングトレインとしてSM8編成がラッピングされた。サガン鳥栖のラッピングが行われたのはこれで2回目である。
    • 7月11日:現川駅 - 浦上駅間のトンネル上部で掘削作業をしていた機材が天井を突き抜けて「かもめ」16号に運用中のSM10編成に当たり、先頭と左側面が損傷した。
  • 2020年(令和2年)
    • 3月14日:ダイヤ改正。「かもめ」における885系の定期運用が16往復から13往復に減少。
    • 9月29日:『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の公開を記念してSM10編成がラッピングされた。1号車から順に各号車には竈門炭治郎、竈門禰豆子、我妻善逸、嘴平伊之助、煉獄杏寿郎、PRポスターの載ったラッピングが施された。
  • 2021年(令和3年)
    • 3月13日:ダイヤ改正。「かもめ」は1往復臨時化、1往復廃止で定期11往復に減少。また肥前鹿島駅始発の102号は787系に変更。「ソニック」での運用は11往復から13往復に増加。
  • 2022年(令和4年)
    • 3月:利用減少のため、車内設置の自動販売機サービスが終了[23]
    • 9月23日:ダイヤ改正[24]
      1. 「かもめ」は新幹線列車への移行に伴い在来線特急としては廃止。
      2. ダイヤ改正で新設された「リレーかもめ」4往復、「かささぎ」2往復(土曜・休日は上り1本追加)に投入、また「みどり」での運用が復活(5往復。下り1本・上り2本は「みどり(リレーかもめ)」として運転)。
      3. 以上の運用変更に伴い佐世保線での運用が復活(定期列車としては初の運用)、逆に長崎本線肥前鹿島駅 - 長崎駅間からは撤退。
  • 2024年(令和6年)
    • 2月16日:スプラトゥーン3のキャラクターがデザインされた『スプラトレイン』としてSM6編成がラッピングされた。運行開始となる同日、博多駅 - 大分駅間において臨時特急列車「スプラ号」1往復を運行(停車駅は博多・折尾・黒崎・小倉・行橋・中津・別府・大分)[25]
    • 3月16日:ダイヤ改正により以下のように変更。
      1. 「きらめき」での運用が15年ぶりに再開。ただし小倉駅発着1往復での運用のため、門司港駅へは乗り入れない。
      2. 「リレーかもめ」での運用が2往復に減少、「かささぎ」での運用が下り3本・上り2本に増加。また「みどり」運用は5往復のままだが、「みどり(リレーかもめ)」として運転する列車は1往復に減少。
    • 3月初旬より台車カバーが球体から順次平面のプレートに交換された。4月13日までに運用に就いている全ての車両の交換を確認、SM10は小倉工場入場中に交換を確認。これにより全ての編成のカバーが平面化した。

注釈

  1. ^ 2003年、2次車の5両化の際に製造・編成組込

出典

  1. ^ a b c d e f 『鉄道ジャーナル』通巻415号、p.76
  2. ^ a b c 『鉄道ファン』通巻469号、p.42
  3. ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '02年版』ジェー・アール・アール、2002年7月1日、191頁。ISBN 4-88283-123-6 
  4. ^ 『鉄道ファン』通巻469号、p.43
  5. ^ 水戸岡 2009, pp. 128–129.
  6. ^ a b c JR特急列車年鑑 2011, pp. 90–91.
  7. ^ a b 鉄道ファン 2012, p. 33,170.
  8. ^ オランダに485系、日欧「似たもの列車」大集合」『東洋経済ONLINE』、東洋経済新報社、2020年11月6日、2021年2月21日閲覧 
  9. ^ 水戸岡 2009, p. 77.
  10. ^ 『鉄道ジャーナル』第47巻第5号、2013年5月、34頁。 
  11. ^ 『JR電車編成表 2013冬』2012年11月9日、208頁、ISBN 978-4-330-33112-6 
  12. ^ a b c d e 『鉄道ファン』通巻469号、p.50
  13. ^ 九州を走るエコ車両 - ウェイバックマシン(2017年10月2日アーカイブ分) - 九州旅客鉄道 2017年10月1日
  14. ^ a b 885系SM5編成が青帯に」『『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース』交友社、2010年12月27日。2012年10月13日閲覧。
  15. ^ a b c 坂 2011, p. 29.
  16. ^ 鶴 2011, p. 85.
  17. ^ 鶴 2011, p. 82.
  18. ^ 『鉄道ジャーナル』通巻415号、p.72
  19. ^ 『鉄道ジャーナル』通巻415号、p.77
  20. ^ 「新型特急デビュー」『交通新聞』交通新聞社、2001年3月6日、1面。
  21. ^ 「「白いかもめ」晴れ舞台 ブルーリボン賞 博多駅でセレモニー」『西日本新聞西日本新聞社、2001年8月25日、夕刊、10面。
  22. ^ JR九州にて『福が来た!プロジェクト』始動!!”. 福山雅治オフィシャルサイト. 2023年5月4日閲覧。
  23. ^ 車内飲料自動販売機サービスの終了について』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道株式会社(JR九州)https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2022/01/14/220114_jidouhanbaiki_shuryo.pdf2022年1月30日閲覧 
  24. ^ 2022年9月23日ダイヤ改正 西九州新幹線が開業します 在来線各線区でダイヤを見直します』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2022年6月10日、8頁。 オリジナルの2022年6月10日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220610082713/https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2022/06/10/220610_september_23rd.pdf2022年6月18日閲覧 
  25. ^ 「Splatoon3×JR九州」さぁ、キュウシュウを楽しまなイカ?キュウシュウラン開催概要について”. 九州旅客鉄道. 2024年2月16日閲覧。
  26. ^ 臺鐵局積極回應民眾東部運輸服務期待,完成增購4組列車,將於明年底陸續交車投入營運(繁体字中国語) - ウェイバックマシン(2014年12月29日アーカイブ分) - 交通部臺灣鐵路管理局






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