鳥羽一番街
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 06:18 UTC 版)
鳥羽1番街 TOBA ICHIBANGAI | |
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鳥羽1番街正面 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒517-0011 三重県鳥羽市鳥羽一丁目2383-13 |
座標 | 北緯34度29分14.0秒 東経136度50分38.3秒 / 北緯34.487222度 東経136.843972度座標: 北緯34度29分14.0秒 東経136度50分38.3秒 / 北緯34.487222度 東経136.843972度 |
開業日 | 1977年(昭和52年)3月18日 |
正式名称 | 鳥羽1番街 |
施設所有者 | 鳥羽観光会館ビル株式会社 |
施設管理者 | 鳥羽1番街協同組合 |
敷地面積 | 2,181 m² |
延床面積 | 2,580 m² |
営業時間 |
9:30 - 17:30(平日) 9:30 - 18:00(土日祝) (季節により変更あり) |
駐車台数 | なし(市営駐車場利用)台 |
前身 | ボウリング場 |
外部リンク | www.toba1ban.co.jp/ |
鳥羽1番街協同組合 |
略称は1番街。公式ホームページや公式Facebookには「鳥羽1番街」との表記もなされている[1][注 1]。鳥羽観光会館ビル株式会社が所有する。
国道42号をはさんでJR・近鉄鳥羽駅と向かい合い、同駅とは連絡橋で結ばれている。
概要
鳥羽市の観光の玄関として、土産店や飲食店が多数入居している[3]3階建のビルである。
観光客の利便性を図るとともに、近くの鳥羽市営定期船を利用する鳥羽沖の離島住民向けにゆうちょ銀行の現金自動預け払い機(ATM)が置かれているが、2006年(平成18年)に当時の日本郵政公社が稼働数の少なさを理由に撤去を検討した[5]。その後、地元住民の働きかけもあり、ATMは守られた。2011年5月からは、ATM利用活性化策としてATMの利用明細を提示すると5%引きとするサービスを実施していたが[6]、現在は行っていない。
歴史
現在の鳥羽1番街のある場所は、1970年(昭和45年)に完了した佐田浜の埋め立てによりできた土地であり、当時の流行に乗ってボウリング場が開業した[7]。しかし、ボウリングブームが去り経営が悪化すると、巷で処分の噂が立ち、鳥羽駅前という重要な場所が三重県外の資本に流れることが懸念された[7]。そこで、地元では観光地鳥羽の玄関口にふさわしい観光ショッピングセンターと郷土資料館を併設した「観光ガイドセンター」を造る計画が持ち上がった[7]。
そこで1976年(昭和51年)3月1日に、岩崎町[注 2]・鳥羽市開発公社・鳥羽パールビル[注 3]が出資して、鳥羽観光会館ビル株式会社を発足させ、翌1977年(昭和52年)3月18日にボウリング場を大幅に改造して鳥羽一番街が誕生した[7]。この時点では飲食店と物販施設から成り、計画にあった「郷土資料館」の機能はなかった[7]。
2000年代以降、伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局の開設、まつりミュージアムや鳥羽三女神の代理受付所設置などが行われ、「観光ガイドセンター」を造るという当初の計画は現実のものとなった。2014年(平成26年)[8]、鳥羽一番街の近くに[9]鳥羽マルシェが開業し[8]、一番街ではマルシェとのすみわけを検討すると同時に相乗効果に期待する動きが見られた[9]。2017年(平成29年)に開業40周年を迎え、目玉企画として最低1坪と1つの陳列棚から出店希望者に貸し出す「鳥羽1チャレンジマーケット」を実施した[9]。
- ^ 鳥羽1番街について - 鳥羽一番街公式ホームページ
- ^ 近畿日本ツーリスト(2005):113ページ
- ^ “インフォメーション”. 伊勢志摩観光コンベンション機構. 2011年6月19日閲覧。
- ^ a b c 鳥羽市観光協会50周年記念誌 編(1980):268ページ
- ^ “ATM:存続か撤去か、地元と郵政公社が綱引き-鳥羽駅前の一番街ビル/三重”. 毎日新聞. (2006年11月28日). オリジナルの2006年11月30日時点におけるアーカイブ。 2011年6月19日閲覧。
- ^ “インフォメーション”. 鳥羽一番街協同組合. 2011年6月19日閲覧。
- ^ a b c d e 鳥羽市観光協会50周年記念誌編纂委員会 編 1980, p. 269.
- ^ a b 「窓」日本経済新聞2014年10月15日付朝刊、名古屋版社会面21ページ
- ^ a b c 西山和宏「鳥羽の玄関口 活気戻れ 鳥羽一番街 空間貸し パールビル 売却間近」中日新聞2017年2月28日付朝刊、伊勢志摩版20ページ
- ^ a b 鳥羽市観光協会50周年記念誌編纂委員会 編(1980):270ページ
- ^ “ええじゃないか。平成弥次さん取材旅”. 三重テレビ放送 (2010年11月3日). 2011年6月19日閲覧。
- ^ a b “鳥羽社協/鳥羽市ボランティア活動団体:伊勢志摩バリアフリーツアーセンター”. 鳥羽市社会福祉協議会. 2011年5月23日閲覧。
- ^ a b c 近畿日本ツーリスト(2005):107ページ
- ^ a b c d “【鳥羽三女神(とばさんめしん)】 - トピックス”. 三重県観光連盟 (2011年6月15日). 2011年6月15日閲覧。
- ^ JTBパブリッシング編集制作本部関西編集部 編(2006):42ページ
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