飛騨高山テレ・エフエム 沿革

飛騨高山テレ・エフエム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/11 06:48 UTC 版)

沿革

  • 1986年昭和61年) - 第三セクターとして株式会社飛騨高山テレトピアを設立。キャプテンシステムなどを活用して、飛騨高山の情報を発信[12]
  • 1992年平成4年)1月 - コミュニティFMが制度化されると、飛騨高山テレトピアが早速開局の意思を示し、準備する。
  • 1995年(平成7年)10月 - 味フェスタぎふ、秋の高山祭でイベントFM「Hits FM 76.5」を運用し、ヘリコプターを活用した渋滞情報やイベント情報などを8日間にわたり放送。スタジオは昭和町の当時の仮庁舎(和井田製作所跡地)を使用。翌年夏から秋にかけても、同名のイベントFMを実施した。
  • 1997年(平成9年)
    • 3月 - 前述のイベントFMの好評を受け、テレトピアの事業を承継し、コミュニティFMを事業化するため、株式会社飛騨高山テレ・エフエムに社名変更[13]
    • 7月 - 県内初のコミュニティFM局かつ民放FM局として本放送を開始。愛称はイベントFM時代と同じ「Hits FM」。
  • 2006年(平成18年)
    • 3月 - 台風第23号による豪雨災害を受け、高山市役所の企画課内に防災用のスタジオを設置。
    • 4月4日 - 市役所1階ロビーを使って、週1回の公開生放送番組『市役所からこんにちは』を開始[14]
  • 2009年4月(平成21年)- 2005年の合併で市域が拡がったため、6つの中継局を設置。市内全世帯の84.2%をカバーする。

放送エリアなど

サービスエリアは、高山市および飛騨市の一部、エリア内人口は約10万人、世帯数は約2万3千世帯[15]。放送は平日・休日とも6時から24時までとなっている。

2005年(平成17年)の市町村合併により、高山市の面積が非常に広大となり市内の大半をカバーできない問題が発生したが、6中継局の放送局(現・特定地上基幹放送局)の予備免許を取得、2009年(平成21年)1月下旬に試験放送開始、2009年4月1日に本放送を開始した。これにより、放送区域が拡大し高山市全世帯の84.2%がカバーされたことにより、ほぼ解消した[要出典]

この放送区域拡大エリア(高山市西部)は、民放のエフエム岐阜はおろかNHK-FMの送信所も設置されていないため、聴取できるラジオ局が当局のみとなる地域も多い。なお、2016年(平成28年)8月1日よりJCBAインターネットサイマルラジオでの配信を開始しており[3]、直接受信ができない地域でもスマートフォンパソコンで聴取することが可能となった[3]

送信所

周波数は76.5MHz[2][6]

送信所名 所在地 空中線電力 備考
親局 上切町 20W[2]
清見IC[2] 清見町夏厩 5W[2]
清見龍ヶ峰[2] 清見町楢谷
(龍ヶ峰)
5W[2]
荘川ダナ[2] 荘川町黒谷
(ダナ高原)
1W[2]
高根子の原[2] 高根町中洞
(子の原高原)
10W[2] 報道資料では1Wだが、実際は10W
上宝在家山[2] 上宝町在家
(在家山)
2W[2]
奥飛騨温泉郷平湯[2] 奥飛騨温泉郷平湯 1W[2]

タイムテーブル

現在の番組の詳細は、公式サイトのタイムテーブルなどを参照。[生]は生放送番組。

月曜日・火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日
6 6:00 (再放送・外部制作番組・音楽自動演奏) (再放送・外部制作番組・自動音楽演奏)
7 7:00 [生]Hits Good Morning Hida!
- 中村よしこ(月曜 - 水曜)、宮ノ下 浩一(木曜)、林 みずき(金曜)
[生]Hits Weekend Show - 都竹悦子
8 8:56
9 9:00
10 10:00 自動音声によるインフォメーション
11 11:00 (市政情報・自社制作番組・外部制作番組・再放送・パワープレイ)
11:30 [生]Hits Smile Weekday
- 服部 和子(月曜 - 水曜)、井谷 麻希(木曜 - 金曜)
12 12:00
13 13:00 (再放送・外部制作番組・自動音楽演奏)
14 14:00 Hits Saturday Cafe Klatch - 田中曜子
15 15:00 (再放送・外部制作番組・自動音楽演奏)
15:30 (市政情報・自社制作番組・外部制作番組)
16 16:00 [生]Hits Evening Gate
- 宮ノ下浩一(月曜)、篠原千咲(火曜 - 木曜)、田中曜子(金曜)
17 17:00
18 18:00 (再放送・外部制作番組・音楽自動演奏)
19 19:00 (再放送・外部制作番組・自動音楽演奏) 佐田鐘子のにっぽんの歌
- 佐田鐘子
(再放送・外部制作番組・自動音楽演奏)
20 20:00
21 21:00 (再放送・外部制作番組・音楽自動演奏) (再放送・外部制作番組・音楽自動演奏)
22 22:00
23 23:00
0~6 放送休止

  1. ^ a b c d e “「ラジオの方ですか」と声かけられ… コミュニティーFM開局25年”. 朝日新聞デジタル. (2022年7月14日). オリジナルの2022年7月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220714010610/https://www.asahi.com/articles/ASQ7F66MJQ7COHGB005.html 2023年4月6日閲覧。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t ラジオ番組表 2022年/秋号』三才ブックス、2022年11月1日、228頁。ISBN 978-4-86673-338-8 
  3. ^ a b c d ヒッツFMのネット配信が始まりました”. 高山市市長公室広報公聴課 (2016年8月1日). 2023年4月6日閲覧。
  4. ^ a b 株式会社飛騨高山テレ・エフエム 第34期決算公告
  5. ^ 高山のFMラジオパーソナリティー佐田鐘子さんが初CD歌手デビュー”. 飛騨経済新聞 (2012年5月25日). 2023年4月6日閲覧。
  6. ^ a b c 「コミュニティFMの放送 来月16日に開始 飛騨高山テレ・エフエム」日本経済新聞1997年6月19日付朝刊、地方経済面中部7ページ
  7. ^ 「地元密着FM局、6月にも本格放送 県内で初 高山」朝日新聞1997年3月15日付朝刊[要ページ番号]、岐阜版
  8. ^ 地域の産業面における活用 平成元年版通信白書第2章第2節3(1) (総務省情報通信統計データベース)
  9. ^ a b 本田直人「飛騨らしさ電波に乗せて 高山のHitsFM」朝日新聞1997年10月28日付朝刊[要ページ番号]、岐阜版
  10. ^ ぎふチャン高山放送局程度しか民放ラジオは聴けなかった。
  11. ^ a b 山内明"ジャズ紹介し10年「グッドバイ」"2007年5月2日付朝刊[出典無効]、岐阜版22ページ
  12. ^ [PDF 飛騨高山テレトピア株式会社納め - Hitachihyoron]
  13. ^ [PDF 出資団体台帳 5.株式会社飛騨高山テレ・エフエム - 高山市]
  14. ^ [PDF 広報 たかやま - 高山市]
  15. ^ COMPANY PROFILEInternet Archiveのアーカイブ:2013年5月9日収集)
  16. ^ 高山防災ラジオについて 高山市(国立国会図書館のアーカイブ:2010年8月3日収集)






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