青森女性首輪監禁暴行死事件 青森女性首輪監禁暴行死事件の概要

青森女性首輪監禁暴行死事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/30 19:02 UTC 版)

青森女性首輪監禁暴行死事件
場所 青森県青森市
八ツ役のアパート
日付 2012年10月5日
攻撃手段 暴行脅迫マインドコントロール
被害者 女性A(当時31歳)
犯人 主犯 女B(当時40歳)
男C(当時37歳)
主犯の女と交際関係にあった男D(当時38歳)
被害者と交際関係にあった男E(当時38歳)
容疑 傷害致死罪
対処 逮捕起訴
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概要

事件は2012年10月5日夜、被害者Aと交際していた男Eが「同居の女性が死んでいる」と110番して発覚。 台所に全裸でうつ伏せになり死亡しているのが発見された。近くには犬用の首輪ワイヤ南京錠が残っていた。 司法解剖などで、被害者Aは5日に多臓器不全で死亡した可能性が高く、体の60箇所以上に外傷があったことが分かった。

青森県警青森署は同日深夜、通報者で同居していたトラック運転手の男Eを逮捕監禁容疑で逮捕した。[1]

捜査の結果、次いで男女3人(主犯の女B,男C,男D)が逮捕された。[2]

2013年12月、Bに懲役15年、CとDに懲役12年、Eに懲役9年の判決が下された。[3]

当事者の関係図

主犯Bは交際関係にあったDと知人のCと共に1999年頃に「明手会」という団体を作った。この団体にEとEの交際相手であったAが加入する。

当初は、正月クリスマスに一緒に遊ぶ仲良しグループの様なものであったが、数カ月たったころ、「神と話せる」と自称していたリーダー格のBが悩みを持つ会員に「悪霊払い」をし始めて変質。

Bが「私の力だけでは足りない。ゲームで高得点を出して神の力を大きくして」と指示し、人気テレビゲーム「バイオハザード」などの「悪魔」と戦うゲームやパチンコで高得点を目指す活動になった。また、「体を大きくすればより力がもらえる」として会員に体重を増やすよう要求していたという。 活動の内容は9割がゲームだった。

被害者への暴行

被害者Aは母親から400万以上の借金をしており、このお金も明手会の会費としてBに略取されていた。

やがて主犯BがAに難癖をつけ、他のC,D,Eに暴行を指示し始めた。 すりこぎ棒や特殊警棒で殴りつける、ライターオイルをかけて、火をつける、タバコの火を押し付けるなどの暴行を、多数回繰り返した。 暴行拷問は半月ほどの長きにわたり、10月3日~4日未明の間に、EのアパートでEとCに「首輪でAを縛っておけ」と指示し、首輪ワイヤ台所に拘束した。

Bらはいったん自宅に戻ったが、被害者Aの死亡直前の同5日未明に再びEのアパートに。

法廷での証言で、Bはその時のAの様子について「手を後ろにして座り、ぼーっとしていた」と話した。 そしてそのままAを放置した。[4]




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