設計競技 過去に開催された国際建築デザインコンペのリスト

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設計競技

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 22:46 UTC 版)

過去に開催された国際建築デザインコンペのリスト

競技名 場所 当選者(s) 応募者数
ホワイトハウス ワシントンD.C. 1792 ジェームズ・ホバン 9
ヴァルハラ神殿記念碑 ドナウシュタウフ 1816 レオ・フォン・クレンツェ
ウェストミンスター宮殿 ロンドン 1835 チャールズ・バリー 98
ウィーン環状道路(リングシュトラーセ ウィーン 1858 ルートヴィヒ・フェルスター - フリードリヒ・フォン・オーガスト・スタシュ - エドゥアルト・ファン・デル・ヌル、アウグスト・シカード・フォン・シカードブルク 85
ウィーン国立歌劇場 ウィーン 1860 エドゥアルド・ファン・デル・ニュールとシカード・シカード・フォン・シカードブルク
ガルニエ宮(パリオペラ座) パリ 1860 シャルル・ガルニエ 171
アムステルダム国立美術館 アムステルダム 1863 ピエール・カイザーズ
王立裁判所 ロンドン 1866 ジョージ・エドモンド・ストリート 11
国会議事堂 (ドイツ) ベルリン 1872 ポール・ワロウ
ベール・ヴァン・ベルラージュ アムステルダム 1884 ヘンドリク・ペトルス・ベルラーヘ
エッフェル塔 パリ 1889 ギュスターヴ・エッフェル
オーストリア郵便貯金銀行 ウィーン 1903 オットー・ワーグナー
ストックホルム市庁舎 ストックホルム 1903 ラグナル・エストベリ
ヘルシンキ中央駅 ヘルシンキ 1903 エリエル・サーリネン 21
平和宮 デン・ハーグ 1905 ルイ・マリー・コルドニー + J.A.G.ファン・デル・スチュア
トリビューンタワー シカゴ 1922 ジョン・ミード・ハウエルズとレイモンド・フッド 260
国際連盟本部 ジュネーブ 1926 Henri Paul Nénot & Julien Flegenheimer; カーロ・ブルギ; カミーユ・ルフェーヴル; ジュゼッペ・ヴァゴ 377
ロシア国立図書館 (モスクワ) モスクワ 1928 ウラジミール・シューコ
アンザック戦争記念館 シドニー 1929 チャールズ・ブルース・デルリット 117
ローマ・テルミニ駅 ローマ 1947 レオ・カリニ、エウジェニオ・モントゥーリ、マッシモ・カステッラージ、ヴァスコ・ファディガティ、アキレ・ピントネッロ、アニバル・ヴィトッリッチ
セイナヨキ市庁舎 + レイクデンリシュティ教会 セイナヨキ 1950 アルヴァ・アールト
シドニー・オペラハウス シドニー 1955 ヨーン・ウツソン 233
トロント市庁舎 トロント 1956 ビリョ・レベル リチャード・ストロング、ハンスカール・バンデル 500
アムステルダム市庁舎 アムステルダム 1967 ヴィルヘルム・ホルツバウアー、シー・ダム、B・ビエヴェット、G・H・M・ホルト 804
最高裁判所 (日本) 東京 1968 岡田新一 217
ポンピドゥー・センター パリ 1971 レンゾ・ピアノ + リチャード・ロジャース 681
サン・カタルド墓地 モデナ 1971 アルド・ロッシ、ジャンニ・ブラギエリ
香港上海銀行・香港本店ビル 香港 1979 ノーマン・フォスター + フォスターアソシエイツ
オーストラリア連邦議事堂 キャンベラ 1979 ロマルド・ジルゴラ 329
シテ科学産業博物館 パリ 1980 Adrien Fainsilber and Sylvain Mersier
グランダルシュ パリ 1982 ヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセン 420
オペラ・バスティーユ パリ 1983 カルロス・オットー 750
カレドール・ド・アート ニーム 1984 ノーマン・フォスター 12
湘南台文化センター 藤沢 1985 長谷川逸子 215
新国立劇場 東京 1984 柳澤孝彦 + Tak Associates 228
東京国際フォーラム 東京 1987 ラファエル・ヴィニオリ 395
関西国際空港 大阪 1988 レンゾ・ピアノ・ビルディングワークショップ 48
ベルリン・ユダヤ博物館 ベルリン 1989 ダニエル・リベスキンド 165
新アレクサンドリア図書館 アレクサンドリア 1989 スノヘッタ 523
フランス国立図書館 パリ 1989 ドミニク・ペロー 244
パリ日本文化会館 パリ 1989-1990 山中昌之、ケネス・アームストロング、ジェニファー・スミス 453
ビルバオ・グッゲンハイム美術館 ビルバオ 1991 フランク・ゲーリー
ヘルシンキ現代美術館 ヘルシンキ 1992 スティーヴン・ホール 516
オーストリア文化フォーラム(ニューヨーク) ニューヨーク 1992 ライムンド・アブラハム 226
王立デンマーク図書館 コペンハーゲン 1993 シュミット・ハンマー・ラッセン・アーキテクツ 179
ベルリン帝国議会ビルの再建設計競技(国会議事堂 (ドイツ) ベルリン 1993 ノーマン・フォスター
連邦首相府 ベルリン 1995 トルステン・クルーガー、クリスティアーネ・シューベルト、ベルトラム・ヴァンドライケ
大さん橋横浜国際旅客ターミナル 横浜 1995 エフ・オー・アーキテクツ(アレハンドロ・ザエラ・ポロ、ファッシド・ムサヴィ) 660
フェリックス・ナスバム・ハウス オスナブリュック 1995 ダニエル・リベスキンド 296
アディダス社社屋「ワールド オブ スポーツ」マスター プラン ヘルツォーゲンアウラッハ 1998-1999 agps architecture
ムーン島の地質博物館 ムーン島 2002 PLHアーキテクツ 292
BMWプラント中央ビル ライプツィヒ 2002 ザハ・ハディッド+グロス・マックス 200超
フンボルトフォーラム ベルリン 2008 フランコ・ステラ
フィルハーモニー・ド・パリ パリ 2011 ジャン・ヌーヴェル 98
マハティール邸宅 クアラルンプール 2016 ティエン・エクン 196
アディダス社社屋「ワールド オブ スポーツ」HALFTIME Meet & Eat ヘルツォーゲンアウラッハ 2018 COBEコペンハーゲン with COBEベルリン コンペチーム
カンプ・ノウ バルセロナ 2019 日建設計+パスカル-アウジオ
国立競技場 東京 2021 大成建設梓設計隈研吾
建築における学生用設計競技-国際大会例
  • 青い賞(サステナビリティ):ウィーン工科大学の持続可能な宇宙設計部が責任ある建築設計を強調するために、国際建築家協会(UIA)の支援を得て2年ごとに開催されている[11][12]
  • 国際建築財団コンクール ジャックRougerie:毎年開催。このコンテストで若い建築家、エンジニアや設計者が3つの特定の部門賞:イノベーションとアーキテクチャ スペースのための技術革新とアーキテクチャ、価格のアーキテクチャとアセントレベルで海洋の問題[13] を取り扱う。
  • ユーロパン競技:2年ごとに開催される建築および都市計画のアイデアコンペで、ヨーロッパの専門家へ公開募集[14]

注釈

  1. ^ 日本において競技設計の名称は、建築分野でも広く使用されている(例えば、安土城・摠見寺再建 学生競技設計、(滋賀県近江八幡市、2008年)、愛媛県内高校生建築競技設計審査会、全国工業高等競技設計(日本建築協会主催)、福岡市3世代住宅競技設計、沖縄の住まい競技設計、奈良市民会館競技設計、日本建築士会競技設計、盛岡駅沿線街並みデザイン誘導競技設計、浦添市主催商工業研修等施設競技設計、「真の日本のすまい」提案競技設計、新潟県建築士会競技設計『新潟建築賞設計コンペ』、全国高専建築シンポジウム競技設計、日本建築学会競技設計、クボタアーバンデザイン競技設計、京の町家街区への提案―競技設計 (1984年、京都府建築士会)、などで採用されており、浅口市では、浅口市建物等競技設計事務処理要綱を制定している。)
  2. ^ なおデザインと設計は同義語であるが、2005年に行われた仙台市高速鉄道東西線広瀬川橋りょうデザイン選定委員会(第3回)における事務局は、「デザイン設計競技」というのは「デザイン」と「設計競技」で、コンペという言葉を日本語で使う場合に「設計競技」と言っている、と説明しており、「具体的に構造まで踏み込んだ全ての設計ではないという意味で「デザイン」という言葉入れたという程度」とも説明している。したがって、日本で行われる設計競技の中には、デザイン設計競技という名称のものも多くある。大島交流拠点施設(仮称)デザイン設計競技 (PDF) など。実践教育訓練研究協会の建築設計競技事務局は建築デザイン設計競技事務局という。[1] (PDF) 主な建築デザイン設計競技に空間デザインコンペティションがある。
  3. ^ 音楽や演劇、美術 等の分野のものは、「競技設計」という呼称は使用されず、一般に「コンクール」という用語が使用される。たとえば「煙突の色コンクール」(世田谷市と東京都清掃局主催)など。世田谷区の例では鈴木一成「既成市街地における住民参加型都市デザイン」『デザイン学研究特集号 公共のデザイン』2000年 7巻4号 p.20-23 によると、1987年頃からは、住民の意見や提案を実際のデザインにどのように反映させるかについての模索が始まった。公衆トイレのアイデアコンクール、清掃工場煙突色彩デザイン、粕谷バス停広場のコンペ、喜多見駅舎・弦巻プロムナードのアイデア募集など、まちづくりの内容やプロジェクトの段階に応じて、様々な手法が試みられ、利用実態事前調査→アイデアコンペ→設計コンペ→ワークショップ→協議会一実物大模擬実験→共同製作→利用実態模擬調査という流れをとることで、できるだけ多くの住民が係われる場を用意し、住民参加の領域の拡大をねらったという。
  4. ^ 上野公園改良設計図案公募 1927年(昭和2年)- 旧宮内省から東京市に御下賜された上野公園を対象に,当時東京市下谷区にあった東京都民新報社が「上野恩賜公園改造図案」を大正13年に募集 日本初の公園デザイン・コンペは上野恩賜公園改造計画という形で大正15年になされた。

出典

  1. ^ 日本大百科事典「設計競技」
  2. ^ a b 設計者の選定 国土交通省
  3. ^ 建築家協議会:デザインコンテスト
  4. ^ Dubost F(1983), Les paysagistes et l'invention du paysage, pp.432-445.「ペイザージスト(フランス語で「ランドスケープ設計者」)とランドスケープの発明」[2]
  5. ^ a b c d 130 YEARS OF FINNISH ARCHITECTURAL COMPETITIONS
  6. ^ Szambien W(1986)、革命期の建築競争。パリ
  7. ^ コーエンJL(1990) ロシア、1917年から1941年におけるアヴァンギャルドgardesと建築雑誌。Review of Art、89(1)、29-38)
  8. ^ Bosetti&Gattiのウェブサイト
  9. ^ [3] Bosetti&Gattiのウェブサイト)
  10. ^ Talenti S(2000年)フランスの建築の歴史:規律の出現(1863年から1914年)。エディションA&Jピカード
  11. ^ 国際建築家連合:ブルー・アワード2012
  12. ^ 公式サイトコンテストブルー賞
  13. ^ 国際建築コンクール、Jacques Rougerie財団公式サイト
  14. ^ ユーロパンコンテスト、オフィシャルウェブサイト Europan France
  15. ^ 環境に配慮した手法/中国・成都市の河川の景観設計 環境や景観を競う国際コンペで一等を受賞 日本の伝統工法などを提案して好評を博す (特集 揺らぐ「土木技術世界一」ビッグプロジェクトなき時代に磨くべき技術とは 海外でも評価される技術, 日経コンストラクション (326), 37-38, 2003-04/25号)
  16. ^ 知力、体力、チーム力を競い合え! : 米国学生のスチールブリッジコンペティション参加後記(吉田雅穂、土木学会誌 90(10), 56-59, 2005年10月号)
  17. ^ 「国際化と橋梁デザイン・コンペ事情」に関する海外視察が行われる(宮田利雄、土木学会誌 85(11), 111, 2000年11月号)
  18. ^ 鉄道橋設計競技を体験して(高木芳光、JREA : 日本鉄道技術協会誌 51(5), 33366-33368, 2008年5月号)
  19. ^ 岩澤龍彦「1931/32年モスクワ改造コンペにおけるハンネス・マイヤー案とエルンスト・マイ案について」『専修総合科学研究』第28巻、専修大学緑鳳学会、2020年10月、127-136頁、CRID 1390853649761678848doi:10.34360/00011558ISSN 13418602 
  20. ^ 国際建築 30(6);1963年7月号
  21. ^ 近代建築 26(5), 56-57
  22. ^ 新建築 51(4), p215-216, 1976年4月号
  23. ^ SD (148), p65-72,
  24. ^ ベルリン国際建築展』 - コトバンク
  25. ^ ベルリン市開発環境保護局発行「PROJEKTE DER RAEUMLIHEN PLANNING」(都市計画プロジェクト)
  26. ^ 原 広司(1992)都市を構想するための新しい概念--<モントリオール国際都市>設計競技を通して 新建築 67(1), p332-336
  27. ^ 第1回 土木計画学公共政策デザインコンペ : 地域まちづくりデザイン : 明日の街。それは、君たちの中にある(萩原亨, 吉井稔雄、土木学会誌 91(9), 93-94, 2006年9月号)
  28. ^ 土木の明日を読む 住民参加 愛媛県鞍瀬川の自然再生コンペ 市民団体が独自に案を公募(日経コンストラクション (356), 16-17, 2004.7/23号)
  29. ^ 一般戦災死没者の追悼施設 - 総務省
  30. ^ 長志珠絵「戦争の「事後」を考える : 東京市忠霊塔のゆくえ」『人文學報』第104巻、京都大學人文科學研究所、2013年3月、137-166頁、CRID 1390572174797221888doi:10.14989/189489hdl:2433/189489ISSN 0449-0274 
  31. ^ 大江戸線環状部の駅デザインとパブリックアート (第7回 地下空間シンポジウム論文・報告集, 石村誠人, 地下空間シンポジウム論文・報告集 7, 165-172, 2002年1月)
  32. ^ 新世代の人とシステムによる公共デザイン深化の勧め。公共空間熟成へ向けた熱い語りかけ(『交通空間のデザイン 土木と建築の融合の視点から』レビュー)
  33. ^ 日経コンストラクション[4] (PDF) 橋梁設計競技選定案の実現に向けた取組み~仙台市高速鉄道東西線広瀬川橋りょう詳細設計~ (PDF) 土木学会第64回年次学術講演会(平成21年9月) 新しい構造デザインを求めて/畑山義人・寿楽和也 (PDF) 橋梁設計競技の計画と実施 仙台市高速鉄道東西線広瀬川橋りょう他設計競技の考察 (PDF)
  34. ^ 神戸市:税関前歩道橋 設計競技応募作品集
  35. ^ 橋梁と基礎 平成19年8月号
  36. ^ 土木の風景 くじら橋(東京都稲城市)-コンペ案のユニークな形を異例の設計体制で実現(日経コンストラクション (192), 80-85, 1997.09/26号)
  37. ^ 設置場所は皇居・二重橋のたもとの石垣上に予定していた。
  38. ^ 「5022 明治期における『設計競技』の史的位置について(その1)」(歴史・意匠・建築論, 第1回 日本建築祭 研究発表会 学術講演要旨集、日本建築学会論文報告集(103), 480, 1964年10月、社団法人日本建築学会)
  39. ^ 競技の内容などの概略は、『建築雑誌』第28号(明治12年)に「宮城正門内鉄橋際櫓台上に設置せらるべき巨大なる銅器」として「宮城正門内鉄橋(旧二重橋)際の櫓合上に巨大なる銅器を設置あるべきに就き仮りに本公に於て其意匠考按を懸賞問題に付し其優等なる者ある時は宮内省へ上申せんとす乃ち其賞を一等よ旦二等までに分ち金五拾円或は之れに均しき物品を以て其賞与に充んとす此挙に応ぜんと欲する者は正寸の拾分一の竪図伏図及切図を製して来る五月二十日限本事務所に御送付ありたし」との記事がある。
  40. ^ 『日経アーキテクチュア』2002年4月15日号による
  41. ^ 設計競技を通してみた公園の作品性と設計者の位置 ランドスケープ研究 1997年 61巻 5号 p.695-698, doi:10.5632/jila.61.695
  42. ^ 安田 丑作 , 三輪 康一 , 末包 伸吾 , 松井 悟 , 長谷川 哲也「7010 公共空間におけるランドスケープ・デザインの手法とその意識に関する研究」(1)から(3)日本建築学会近畿支部研究報告集. 計画系 (37), 1997年5月
  43. ^ 蓑茂寿太郎、「わが国における造園デザインコンペの変遷と特徴」 造園雑誌 1988年 52巻 2号 p.120-130, doi:10.5632/jila1934.52.120
  44. ^ 蓑茂寿太郎、「造園界における近年のデザインコンペの動向」『ランドスケープ研究』 62巻 2号 1998年 p.130-135, doi:10.5632/jila.62.130
  45. ^ 一般社団法人日本造園建設業協会 全国造園デザインコンクール”. www.jalc.or.jp. 2020年2月17日閲覧。
  46. ^ 建築文化. 42(490)(1987年8月号)





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