田母神論文問題 脚注

田母神論文問題

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脚注

参考文献

  • 週刊新潮 2008年11月13日号

外部リンク


注釈

  1. ^ 実際の成立は1937年であり誤り
  2. ^ 正式には「ワック・マガジンズ」だが、 田母神の記述に従う
  3. ^ 田母神論文による出典は『岩間弘著「大東亜解放戦争」岩間書店刊』、なお「岩間書店」は著者の岩間自身が興したものである。また、この「劉少奇の会見」の元ネタは『文藝春秋』1988年7月号に掲載された、東京裁判で証言を拒否されたという桂鎮雄(元支那駐屯歩兵第二連隊陸軍中尉)の『盧溝橋事件 真犯人は中共だ 私は東京裁判で本件の証言を中止させられた』という論文である。ただし桂の話は証言する予定であった桜井徳太郎から聞いたものだという。桂の論文では会見が行われたのが「昭和22年4月」としているが、当時の劉少奇は当時国共内戦の最中で西側のマスコミと接触した記録が無く、また論文では「劉少奇証言」で牟田口廉也が釈放されたとしているが、牟田口は盧溝橋事件で東京裁判では起訴されておらず、ビルマ戦線の容疑でイギリスによってシンガポールで拘留されており、実際に無罪で釈放されたのは1948年3月であるなど、辻褄が合わない点ばかりである。これらの経緯については秦郁彦の『昭和史の謎を追う』が詳しい
  4. ^ アメリカ合衆国義勇軍ことフライング・タイガースが中国の昆明に到着した時期は1941年11月であるが、日本軍と初めて戦闘したのは1941年12月20日以降であり、誤り
  5. ^ 彼の実際の肩書きは「財務次官補」であり誤り
  6. ^ つじつまがあわないようであるが、原文ママ
  7. ^ 田母神はタイ、ビルマ(ミャンマー)、インド、シンガポールで、インドネシアとしている。ただしタイは独立国であったほか、インドネシアでも1970年代までは反日感情が強く、シンガポールも戦時中の日本の占領政策には批判的である
  8. ^ 仮に自衛隊員が「軍人」でないとしても、公務員として憲法を遵守する義務がある(日本国憲法第99条
  9. ^ 批判的な秦も同号に寄稿している
  10. ^ 小西は逮捕時に「命令違反」などを理由に懲戒免職処分を受けていたため「免職取消・原隊復帰」を求めて東京地方裁判所に提訴していたが、処分から27年たった1997年、東京地裁は小西の訴えを却下した。
  11. ^ 226事件の際に東京陸軍幼年学校校長であった阿南が生徒に行った訓示。
  12. ^ 戦前の旧日本軍の軍人勅諭」にも「世論ニ惑ハス政治ニ拘ラス」と政治への関与を否定する規定があった
  13. ^ ただし別宮は先制攻撃者が侵略者であるという立場に立っており、はじまりとする第二次上海事変蔣介石側の先制攻撃にはじまったため、日中戦争中華民国からの侵略であると定義している。また別宮はルーズベルト陰謀説、張作霖爆殺コミンテルン主犯説を否定している。
  14. ^ 「正論」と「Will」「チャンネル桜」に田母神が執筆者ないし出演者として参加しているほか、産経新聞は「正論」の出版元である

脚注

  1. ^ a b 論文の原文
  2. ^ https://web.archive.org/web/20111013030553/http://www.apa.co.jp/newsrelease/news08.html
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  8. ^ 正論2009年3月号『やむにやまれぬ「防人」の思い』、『陸・海・空三自衛隊の現役幹部が激白! 「村山談話」に押し潰される国防の士気』
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  78. ^ 中国新聞2008年12月6日朝刊
  79. ^ 『Will』2009年10月号「田母神俊雄、原爆の日に広島で敢えて核武装を論ず」より引用
  80. ^ 空自の懸賞論文大量投稿問題、「防衛監察本部」が調査開始 読売新聞2008年11月15日
  81. ^ 週刊新潮2008年11月20日号
  82. ^ [2] 発言No.006 田母神俊雄、208 田母神俊雄
  83. ^ a b 第170回国会 衆議院安全保障委員会第3号 平成20年12月12日





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