熱損失係数 熱損失係数の概要

熱損失係数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/08 07:17 UTC 版)

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国際単位系(SI)における単位はW/m2・K(ワット毎平方メートル毎ケルビン)で表される[1]。平成11年省エネ基準での評価ではkcal/m2h(キロカロリー毎平方メートル毎時)も使われていた。

定義

熱損失係数は総合熱貫流率を延床面積で除した値として定義される[2]。すなわち、熱損失係数を[W/m2・K]、総合熱貫流率を[W/K]、延床面積を[m2]として、

と表される。

省エネルギー法

新たなエネルギーとして電気が対象となり判断基準が明確となったことから、1979年(昭和54年)に省エネルギー法が制定される。

また、翌年1980年(昭和55年)には建築物向けに「省エネルギー基準」が制定され、現在では旧基準と呼ばれている。

地域ごとの省エネルギー基準[3]
地域 熱損失係数(W/m2K) 熱損失係数(kcal/m2hK)
北海道 1.6 1.4
青森県岩手県秋田県 1.9 1.6
宮城県・山形県・福島県・

茨城県・栃木県・群馬県・ 新潟県・富山県・石川県・ 福井県・山梨県・長野県・ 岐阜県・滋賀県

2.4 2.1
埼玉県千葉県東京都

神奈川県静岡県愛知県三重県京都府大阪府奈良県和歌山県鳥取県島根県岡山県広島県山口県徳島県香川県愛媛県高知県福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県

2.7 2.3
宮崎県・鹿児島県 2.7 2.3
沖縄県 3.7 3.2

  1. ^ Popolo”. www.hvacsimulator.net. 2019年9月20日閲覧。
  2. ^ 最新建築環境工学. 田中俊六, 武田仁, 岩田利枝, 土屋喬雄, 寺尾道仁, 秋元孝之共著. 井上書院. (2014.2). ISBN 9784753017577. OCLC 875906966. https://www.worldcat.org/oclc/875906966 
  3. ^ 知久多喜真「ゴム工場における省エネルギー 最近のエネルギー事情と省エネルギー対策」『日本ゴム協会誌』第53巻第9号、日本ゴム協会、1980年、 521-524頁、 doi:10.2324/gomu.53.9_521ISSN 0029-022XNAID 130001286343


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