満洲
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脚注
参考文献
雑誌
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書籍
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- 石橋崇雄『大清帝国』講談社〈講談社選書メチエ〉、2000年1月。ISBN 4-06-258174-4。
- 岡田英弘、神田信夫、松村潤『紫禁城の栄光』講談社〈講談社学術文庫〉、2006年5月。ISBN 4-06-159784-1。
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- 三上次男「満州」『ブリタニカ国際大百科事典18』ティビーエス・ブリタニカ、1975年。
- 三上次男・神田信夫 編『東北アジアの民族と歴史』山川出版社〈民族の世界史3〉、1989年9月。ISBN 4-634-44030-X。
関連項目
注釈
- ^ 「満洲」は語源が地名ではなく、本来は民族名であり、国名でもあるところから地名に転用された語なので、「満州」と表記するのは間違いではないにせよ、正式には「満洲」としなければならない[3]。
- ^ 現在の行政区分では、「東四盟」と呼ばれる赤峰市(旧ジョーオダ盟)・通遼市(旧ジェリム盟)・フルンボイル市(旧フルンボイル盟)・ヒンガン盟に相当する。
- ^ 北京条約はアロー戦争終結のためのイギリス・フランスとの講和条約であった一方、ロシアが清と英仏との講和を斡旋したことから、ロシアの要求を受け入れて同国と結んだ条約である[11]。
- ^ 1950年代以降の中国共産党政府による民族識別工作では、蒙古八旗や漢軍八旗の末裔たちを「蒙古族」や「漢族」に区分するのではなく、「旗人」全体をまとめて「満族」と区分した。
- ^ 実際に、近年の中国史の概説書の多くは「満洲」表記を用いている[31][32][33][34][35]。
- ^ 雍正帝時代の1727年には西方でキャフタ条約を結んだ[41]。ネルチンスク条約・キャフタ条約が正式に破棄されたのは、1860年の北京条約においてであった[41]。
- ^ 清朝崩壊後、満洲へは社会不安から流民となった漢民族の移入が急増したともいわれるが、清朝崩壊前と後では人口増加率に大きな違いはない。
- ^ ただし、人口増加率で見ると満洲建国前と大差はないといわれている。
- ^ その被害は8億ドルとも20億ドルともいわれる[56]。
- ^ この経済圏は中国東北部、華北、華東にまたがり、瀋陽市、青島市、大連市、煙台市など黄海沿岸の渤海沿岸地域に隣接する都市も経済圏内に含まれる[63]。
出典
- ^ 杉山(2008)p.238
- ^ “読むページ | 生活の中の仏教用語 | 満洲”. www.otani.ac.jp. 大谷大学. 2021年1月14日閲覧。
- ^ a b 小林(2008)pp.16-17
- ^ 中見立夫(2012)『二〇世紀満洲歴史辞典』解説p.2
- ^ 中見立夫(2012)『二〇世紀満洲歴史辞典』解説p.4
- ^ 精選版 日本国語大辞典『満州・満洲』「清初、中国を支配した満州族が旧俗称女真を廃して用い」「その居住地域をもさした」[1]
- ^ 大谷大学東洋史助教授の浅見直一郎によれば、満洲とは元はマンジュリという仏であり、中国ではこれに文殊師利、満殊尸利、曼殊室利などの漢字をあてた『文殊菩薩』のことであり、ヌルハチが女直(女真)人の国を建てたときの国名をマンジュ国と言い、これが当時女直人の間に広まっていたマンジュシリ(マンジュ)に対する信仰を背景にし、それに由来して命名されたものであることは間違いがない、とする。“読むページ | 生活の中の仏教用語 | 満洲”. www.otani.ac.jp. 大谷大学. 2021年1月14日閲覧。。なお異説もある→(#呼称としての満洲)
- ^ 塚瀬進『マンチュリア史研究 「満洲」六〇〇年の社会変容』吉川弘文館、2014年11月1日、ISBN 978-4-642-03837-9、1頁。
- ^ a b 『満州』 - コトバンク
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- ^ 神田信夫『明-清』山川出版社〈世界歴史大系〉、1994年。
- ^ 岡本隆司 著「清」、冨谷, 至、森田, 憲司 編『概説中国史 下』昭和堂、2016年。
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- ^ “环渤海经济圈介绍:天然的聚宝盆” (中国語). 中国经济网 (2014年6月8日). 2015年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月2日閲覧。
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