日野ミッドナイトグラフィティ 走れ!歌謡曲
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番組テーマ曲
番組テーマ曲は口笛ジャックの「口笛天国」が使用されている[7]。 1991年のサブタイトル変更時から2002年10月6日放送分までは、ポール・モーリア・グランドオーケストラ「(青春に乾杯)」が用いられたが、2002年10月6日以降は、再び「口笛天国」が使われ、現在に至る。エンディングには2019年10月改編以降からYuM「とき」のインスト版を用いている[注 13]。ただ、生放送の「目指せ○○曲!オールリクエストウィーク」や、前年12月下旬に事前収録して放送する年始編成などの場合は、時間調整などのため、「青春に乾杯」がエンディングテーマに用いられる場合があった(後述)。「とき」がエンディングテーマに採用されてからは、事前収録日のエンディングも「とき」が使用された。
ネット局
放送対象地域 | 放送局 | 放送時間 | 放送期間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | 文化放送(QR) | 火 - 土曜日 3:00 - 5:00 | 1968年11月19日 - 2021年3月27日 | |
近畿広域圏 | ラジオ大阪(OBC)[注 14] | 1969年5月6日 - 2021年3月27日[注 15] | ||
広島県 | 中国放送(RCC)[注 14] | 1976年12月7日 - 2021年3月27日 | ||
中京広域圏 | 東海ラジオ(SF) | 火 - 土曜日 3:00 - 4:30 | 1968年11月19日 - 2021年3月27日 | 放送開始 - 2020年9月26日まではフルネット。2021年3月27日の最終回放送は臨時フルネット。 |
福井県 | 福井放送(FBC) | 火 - 土曜日 3:00 - 4:00 | 2007年4月3日 - 2021年3月26日 | 2021年3月27日の最終回は番組送信トラブルにより放送されず、この日は放送時間中、フィラー音楽が流れ続けた。 |
番組終了以前にネットを終了した放送局 | ||||
富山県 | 北日本放送(KNB) | 火 - 土曜日 3:00 - 5:00 | 1989年1月3日 - 2020年9月26日[注 16] | 2020年9月29日からはニッポン放送 オールナイトニッポン0(ZERO)/上柳昌彦 あさぼらけに転換。 |
静岡県 | 静岡放送(SBS) | 火 - 土曜日 3:00 - 4:00 | 2003年4月1日 - 2020年9月26日[注 16] | 2020年9月29日からはTBSラジオ CITY CHILL CLUBに転換。 |
地域局ごとのネット調整
- 2000年12月 - 2006年3月まで、BSデジタルラジオ・BSQR489で日曜未明(土曜深夜)以外の放送のディレイ放送が、平日19:00 - 21:00までの時間帯に行われていた。
- 日曜日の放送が廃止されてから、NRN単独の文化放送、東海ラジオ、ラジオ大阪はそれぞれ2時間とも自社制作に、またクロスネットの北日本放送、静岡放送、中国放送はそれぞれTBSラジオからのネット受けに切り替えられた。2013年3月のTBSラジオ番組終了後中国放送は自社制作番組の再放送へ切り替えた。なお、北日本放送は放送休止枠を設けている(2014年10月から2015年3月までは放送休止枠が無かった)。
- 中国放送は1976年の放送開始から終了時まで中国、四国、九州地方の放送局の中で唯一のネット局であった。
- 静岡放送は2003年4月1日放送分から、福井放送は2007年4月3日放送分から、それぞれ3:00から4:00までの1時間に限りネットを開始した。なお2社ともにこの番組のネット開始前までは、JRNの同時刻の番組を同時またはテープネットで放送していた(静岡放送は『JUNK』(TBSラジオの0時台)終了まで、福井放送は『JUNK2』放送途中の2007年3月まで)。
- 静岡放送は“日曜版”のみ2006年3月の放送終了まで2時間フルネット[注 17] していた。
ラジオ大阪での放送
- 東海ラジオとともに、文化放送のネット受けを放送開始当初より行っており、キー局と同様に、火 - 土曜 3:00 - 5:00(月 - 金曜の深夜)に放送していた(但し前述の通り、ラジオ・チャリティー・ミュージックソンを始めた1976年より12月25日未明はローカル編成に差し替え)。
- 1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災のため21日より22日まで文化放送及びスポンサーの了解のもと、ラジオ大阪のみ「がんばれ!神戸」に差し替えていた[8][9]。このときのパーソナリティは当番組のOGである紀平真理であった。
- 2001年10月2日未明より2013年3月31日まで、ラジオ大阪では首都圏や東海3県では裏番組となっていたTBSラジオ制作、創価学会提供の「あなたへモーニングコール」(通称あなモニ)を、他のネット局より1時間遅れ(全曜日 5:00 - 6:00)で当番組に続けて放送していた[注 18]。
- 道路交通情報の自主編成を全曜日で一斉に取り止めた2019年4月改編以降も、当番組内の交通情報については、文化放送発で放送を続けている。
地方局の飛び降り
- 福井放送は4:00で飛び降り、TBSラジオ『CITY CHILL CLUB』を、東海ラジオは4:30飛び降りでラジオショッピング番組のコンプレックス枠『早起きエール!』を放送している。 また2020年9月にネットを終了した静岡放送も上記の通り日曜版を除き4:00飛び降りだった。なお、最終回については、東海ラジオはフルネットで放送、福井放送では3時台のみの放送予定だったが、番組送信トラブルにより最終回の放送は放送休止となった。
- 2局とも飛び降り時間付近で曲を流し、その途中でフェードアウトして飛び降りする。
- 2019年10月 - 2020年9月では、3時59分で静岡放送・福井放送を含め全ネット局が1分のCM[注 19] に入り4時の時報となっていた[注 20]。
年始の特別編成
2003年まで毎年1月1日(元日)放送は全曜日パーソナリティーと番組に縁の深い歌手、レコード会社、スポンサーの日野自動車の関係者らが総出演し生放送で歌手の歌を披露する特別版として放送されていた。また、関東地区のみこの日だけ2:00から放送していた。また、2001年のように、元日が月曜日の時はネット局では放送がなかった。
年始(2003年までは1月2日、2004年以降は1月1日から4日頃まで)放送分は、原則として撮って出し(前年末に予め通常放送時間の118分に合わせて収録したものをそのまま生放送に準じた形式でオンエアする)という形で放送される。1月5日(5日が土曜日の場合は翌週火曜の8日)より通常の生放送になる。ただし、2013年は、1月5日が土曜日であったものの、翌週火曜の8日よりではなく、5日より通常の生放送となっている。
当該日の放送は録音放送のため、3時台の交通情報と天気予報、4時台の交通情報、スポーツニュース並びに番組内でのメールによるリクエスト告知がない。エンディングが前述のとおり放送時間を調整するため、「青春に乾杯」になっていた時期もあった。2020年と番組最終年の2021年はエンディングは通常通り「とき」だった。
2020年から2021年にかけての年末年始は通常放送となっていた。上記の通り過去のパーソナリティ経験者による復活放送が行われていたのでこの日をレギュラー出演者の正月休みの代休に充てたものと思われる。
- 2003年以降の録音放送日
- 2003年 1月 2日(木) - 5日(日)
- 前年12月31日(火)まで通常放送、1月1日(水)は前述の生放送特番、1月7日(火)より通常放送。
- 2004年 1月 1日(木) - 4日(日)
- 前年12月31日(水)まで通常放送、1月6日(火)より通常放送。
- 2005年 1月 1日(土)・2日(日)・4日(火)
- 前年12月31日(金)まで通常放送、1月5日(水)より通常放送。
- 2006年 1月 1日(日)・3日(火) - 8日(日)
- 前年12月31日(土)まで通常放送、1月10日(火)より通常放送、日曜は2回分録音で最初の生放送は15日。
- 2007年 1月 2日(火) - 6日(土)
- 前年12月30日(土)まで通常放送、1月9日(火)より通常放送。
- 2008年 1月 1日(火) - 5日(土)
- 前年12月29日(土)まで通常放送、1月8日(火)より通常放送。
- 2009年・2015年 1月 1日(木) - 3日(土)
- 前年12月31日(水)まで通常放送、1月6日(火)より通常放送。
- 2010年・2016年 1月 1日(金)・2日(土)
- 前年12月31日(木)まで通常放送、1月5日(火)より通常放送。
- 2011年 1月 1日(土)・4日(火)
- 前年12月31日(金)まで通常放送、1月5日(水)より通常放送。
- 2012年・2017年 1月 3日(火)・4日(水)
- 前年12月31日(土)まで通常放送、1月5日(木)より通常放送。
- 2013年 1月 1日(火) - 4日(金)
- 前年12月29日(土)まで通常放送、1月5日(土)より通常放送。
- 2014年・2020年 1月 1日(水) - 4日(土)
- 前年12月31日(火)まで通常放送、1月7日(火)より通常放送。
- 2017年5月11日 (木)
- パーソナリティの杜このみの体調を考慮しての前日の収録。但し、交通情報と天気予報は生放送。
- 2018年1月2日(火)・3日(水)
- 前年12月30日(土)まで通常放送、1月4日(木)より通常放送。
- 2019年1月1日(火)・2日(水)
- 前年12月29日(土)まで通常放送、1月3日(木)より通常放送。
注釈
- ^ 末期は文化放送のみ
- ^ 「ヘッドライト」の前番組は「パック・イン・ミュージック」の第2部である。
- ^ 1974年時点のネット局は文化放送、東海ラジオ、ラジオ大阪のみである。
- ^ 井上由美子はこの中では唯一、火曜日のパーソナリティに昇格している。井上は後に曜日変更で、木曜日のパーソナリティにスライドしている
- ^ みのもんたのウィークエンドをつかまえろも同様の送出をしている。
- ^ 最初はパーソナリティーが担当したが、その後は報道記者・アナウンサーが担当した。
- ^ ただし、番組内のCMはいつも通りだった。
- ^ かつての『歌うヘッドライト』でも3時台冒頭・4時台終盤にインフォマーシャルを流していた。
- ^ 日野自動車は同年4月22日まで提供を自粛した
- ^ 2019年10月以降、文化放送以外のフルネット局は4時台の全CM枠のみ
- ^ 期間中は番組タイトルの『日野ミッドナイトグラフティ』は外されなかったものの、3時台を含めてACのCMや、各曜日パーソナリティによる本番組の番宣に差し替え。
- ^ 「日野ミッドナイトグラフィティ 走れ!歌謡曲 この番組はトラック・バスの日野自動車の提供でお送りします(しました)」
- ^ それ以前はエンディングテーマの設定がなく、翌日(もしくは翌週)出演予定のゲストの曲等をエンディングに流していた。
- ^ a b ラジオ大阪と中国放送は、ラジオ・チャリティー・ミュージックソン(ニッポン放送)のある12月25日の放送は休止・ネット返上となる。ただし、その場合でも2019年まで当番組放送時間帯(2019年は4時前から5時まで)に日野自動車がスポンサーになることで代替対応としていた。
- ^ 『上岡龍太郎 話芸一代』青土社、2013年 25頁に、1968年11月4日 - 1969年5月3日 月 - 土 26:30 - 29:00(火 - 日 2:30 - 5:00)の記述あり。
- ^ a b 2020年9月22日(21日深夜)の放送内でネット終了を発表。最終日にはパーソナリティの千本木から聴取者への謝意が述べられた。
- ^ 当番組ネット開始時点で日曜早朝にあなたへモーニングコールが放送されていなかったため
- ^ JRN加盟局で2001年9月まで放送されていた、いすゞ自動車提供の『歌うヘッドライト』をネットしていた毎日放送(MBS)は創価学会(聖教新聞を含む)がスポンサーを担っている番組・CMを一切流さない方針を当時打ち出していたことによる。なお「あなモニ」終了によりラジオ大阪では自社制作番組を5時台からの放送に拡大している。詳細は「大阪放送#JRN・RF・FM局とのネット」および「MBSラジオ#番組編成と聴取状況」を参照
- ^ この時間は文化放送も日野自動車のCMは流されない
- ^ 2019年9月までは4時跨ぎに必ず曲を流し、その途中の3時59分に曲の途中でフェードアウトして終了していた。この際、放送局から告知や提供アナウンスは挿入されず、そのままスポットCM・時報ののち次番組へ接続していた。
- ^ 「振りむかないわ」は岩波による再録音版が2010年3月に発売されている
- ^ また、岩波は、本番組のレギュラーパーソナリティー卒業後の2012年2月に、「こころ、こわれそう」でメジャー歌手としてデビューしている
- ^ なお、伊藤は、歌手デビュー、ならびに、本番組のパーソナリティー就任前の2010年10月から、NRN加盟各局でプロ野球のオフシーズンの平日の21時台に放送されている日替わりの帯番組『ラジオアミューズメントパーク』枠のうち、北日本放送と北陸放送のみで放送される月曜日の番組において、初めてラジオのレギュラー番組(「伊藤美裕のジユウケンキュウ」)のパーソナリティーを(翌2011年3月まで)務め、歌手デビューから約半年後の2011年10月から2012年3月までの半年間についても、本番組のレギュラーパーソナリティーを担当しつつ、同じく『ラジオアミューズメントパーク』枠の北日本放送と北陸放送のみで放送される月曜日の番組(「伊藤美裕のミユラボ」)のレギュラーパーソナリティーを務めた。
- ^ レギュラー放送でのパーソナリティを卒業後(2020年8月)に高安晃(大相撲力士)と結婚したため、放送中には高安から寄せられたメッセージも紹介。
- ^ 杜このみがパーソナリティを務めた2024年4月18日放送分では、前日の深夜(17日の23:14頃)に豊後水道地震が発生したことを受けて、宿直勤務のアナウンサーによる地震関連のニュースを冒頭に3分間挿入。また、当初は杜が担当を予定していた「ハイウェイ情報」を男性が伝えていた。
出典
- ^ 「文化放送JOQR」『ラジオライフ』第1巻第4号、三才ブックス、1980年12月1日、14頁。
- ^ a b “文化放送 最長寿ワイド番組『走れ!歌謡曲』2021年3月で終了。スペシャル企画も発表”. 文化放送 (2020年11月19日). 2020年11月19日閲覧。
- ^ スポーツニッポン新聞社『スポーツニッポン』2020年11月20日11版B18面
- ^ “深夜ラジオ「走れ!歌謡曲」終了の理由 スポンサーの撤退で”. デイリー新潮. 2020年12月12日閲覧。
- ^ 歴代パーソナリティ一覧 | 走れ!歌謡曲 50周年サイト | 文化放送
- ^ “当社従業員の不祥事のお詫び”. 日野自動車. 2020年4月14日閲覧。
- ^ 「文化放送JOQR」『ラジオライフ』第1巻第4号、三才ブックス、1980年12月1日、13頁。
- ^ 『阪神大震災 : 毎日新聞(大阪本社発行)は何を伝えたか 発生から1週間完全収録号外1/17〜1/24 特別縮刷版』毎日新聞社、1995年3月15日、111頁。NDLJP:12668503/113。(要登録)
- ^ 『阪神大震災 : 毎日新聞(大阪本社発行)は何を伝えたか 発生から1週間完全収録号外1/17〜1/24 特別縮刷版』毎日新聞社、1995年3月15日、149頁。NDLJP:12668503/151。(要登録)
- ^ 株式会社文化放送 (2023年10月24日). “52年半にわたりドライバーや歌謡曲ファンに愛された文化放送の名物番組『走れ!歌謡曲』が限定復活”. PR TIMES. 2024年3月6日閲覧。
- ^ a b “《文化放送 トラックドライバー応援キャンペーン》 5日間限定『走れ!歌謡曲』復活特別番組 5人のパーソナリティ決定!”. 文化放送 (2024年3月4日). 2024年3月6日閲覧。
- ^ トラックドライバー応援キャンペーン始動! - 文化放送(2024年4月1日)2024年4月16日閲覧。
- ^ 株式会社文化放送 (2024年2月20日). “2024年問題の解決に! 「文化放送 トラックドライバー 応援キャンペーン」展開! 協賛プランの販売を開始”. PR TIMES. 2024年3月6日閲覧。
- ^ “4月に文化放送5日間限定で復活特番「走れ!歌謡曲」のパーソナリティー決定”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2024年3月4日). 2024年3月6日閲覧。
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