天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線 新駅設置計画

天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/27 18:03 UTC 版)

新駅設置計画

西掛川駅 - 桜木駅間にあったアピタ掛川店(現・MEGAドン・キホーテUNY掛川店)付近において、掛川市は新駅設置の計画を立てている。2017年度に工事を着手し、同店の増床に合わせて2018年度内の完成を目指していた[21][22]が、アピタのドン・キホーテ傘下入りに伴い、MEGAドン・キホーテUNYへの転換・改装にとどめられ、新駅計画は停滞しており[23]、白紙になったとみられている[24]

鉄道施設

信号

信号機には腕木式信号機が国鉄時代に使用されていたが、転換後に色灯式信号機に交換された。出発・場内・遠方信号機は、原則として二灯式が採用されている。ただし例外として新所原駅場内信号機は三灯式が採用されている。

かつて使用されていた腕木式信号機の一部は、天竜二俣駅などで保存されており、主信号機の他遠方信号機も一部で見られる。

文化財

以下の建造物・施設が国の登録有形文化財に登録されている。1998年に5件、2011年に31件の一括登録(鉄道施設では、若桜鉄道若桜線わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線に次ぐ三例目)が行われた[25]

登録有形文化財

  • 利木隧道(尾奈駅 - 知波田駅間)
  • 三ヶ日駅本屋
  • 西気賀駅本屋
  • 西気賀駅待合所
  • 気賀駅本屋
  • 気賀駅上屋及びプラットホーム
  • 気賀町高架橋(気賀駅 - 岡地駅間)
  • 金指駅上屋及びプラットホーム
  • 金指駅高架貯水槽
  • 瀬戸橋梁
  • 瀬戸山橋梁
  • 都田川橋梁
  • 宮口駅本屋及び上りプラットホーム
  • 宮口駅待合所及び下りプラットホーム
  • 岩水寺駅待合所及びプラットホーム
  • 天竜川橋梁
  • 二俣川橋梁
  • 天竜二俣駅本屋
  • 天竜二俣駅上り上屋及びプラットホーム
  • 天竜二俣駅下り上屋及びプラットホーム
  • 運転区休憩所
  • 運転区高架貯水槽
  • 運転区事務室
  • 運転区揚水機室
  • 運転区浴場
  • 機関車扇型車庫
  • 機関車運転台
  • 神田隧道
  • 一宮川橋梁
  • 遠江一宮駅本屋
  • 遠州森駅本屋及び上りプラットホーム
  • 太田川橋梁
  • 原野谷川橋梁
  • 原谷駅本屋
  • 桜木駅本屋及び上りプラットホーム
  • 富部橋梁

天浜線が登場する作品

など


注釈

  1. ^ かつては主な県内の非電化路線として、東海道本線(1953年7月21日に浜松駅 - 名古屋駅間電化で静岡県内電化完成)、御殿場線(御殿場駅 - 沼津駅間電化で1968年7月1日に全線電化完成)、清水港線(1984年4月1日廃止)、私鉄では静岡鉄道駿遠線(1970年8月1日廃止)、大井川鐵道井川線(1990年10月2日、アプトいちしろ駅 - 接岨峡温泉駅間がアプト式の新線に切り換えた際に、アプトいちしろ駅 - 長島ダム駅間を電化)があった。

出典

  1. ^ a b 鉄道事故調査報告書 - 国土交通省
  2. ^ a b 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』(ネコ・パブリッシング
  3. ^ 天浜線 天竜浜名湖鉄道(2020年8月1日閲覧)
  4. ^ a b c d e 鉄道ジャーナル』第21巻第7号、鉄道ジャーナル社、1987年6月、92-99頁。 
  5. ^ 天竜浜名湖鉄道が二俣線全通80周年を迎え、TH2102が国鉄色に鉄道ファン railf.jp(2020年6月7日)2020年8月1日閲覧
  6. ^ a b 東海道線の一部が国防上、移転敷設 1933年9月8日付『中外商業新報』(神戸大学附属図書館新聞記事文庫)
  7. ^ 各駅情報 西鹿島 遠州鉄道(2020年8月1日閲覧)
  8. ^ a b 【汐留鉄道倶楽部】天浜線で感じる歴史の重み 中日新聞サイト(2022年4月22日)2022年8月17日閲覧
  9. ^ 年30万から150万円、最低2年日本経済新聞ニュースサイト(2021年10月13日)2022年8月17日閲覧
  10. ^ a b 寺田裕一『ローカル私鉄 列車ダイヤ25年 東日本編』JTB、2004年、163頁。ISBN 978-4533054846 
  11. ^ 天竜浜名湖鉄道 「ダイヤ改正」について (PDF) 天竜浜名湖鉄道(2017年2月22日)
  12. ^ 『国鉄時代』Vol.6 飯田線 旧型電気・旧型国電の桃源郷 ネコ・パブリッシング、2006年8月21日、68頁
  13. ^ 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳』7号 東海(新潮社、2008年)p.33
  14. ^ “国鉄線4区間の貨物営業廃止を軽微認定 運輸審議会”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1985年2月2日) 
  15. ^ 「天浜線の新駅「フルーツパーク駅」が開業」『静岡新聞』静岡新聞社、1996年3月19日、21面。
  16. ^ 『静岡交通ニュース』第68号 (PDF) - 静岡県、2009年4月6日
  17. ^ “天浜線「森町病院前駅」 3月14日開業へ”. 静岡新聞. (2015年1月10日). オリジナルの2015年1月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150111104553/http://www.at-s.com/news/detail/1174157593.html 2016年11月29日閲覧。 
  18. ^ 天竜浜名湖鉄道・全線 台湾鉄路管理局・集集線 姉妹鉄道協定締結!”. 天竜浜名湖鉄道. 2016年10月4日閲覧。
  19. ^ 純金の天浜線乗り放題切符 全線開通80年を記念、受注開始」静岡新聞@s(2020年7月1日)2020年8月1日閲覧
  20. ^ 天竜浜名湖鉄道パンフレット『乗って楽しむ天浜線』
  21. ^ 掛川に天浜線新駅 18年度開業目標」『中日新聞』、2016年2月11日。2016年11月29日閲覧。オリジナルの2016年2月15日時点におけるアーカイブ。
  22. ^ 掛川市、天浜線の新駅誘致 「アピタ」増床にあわせ」『日本経済新聞』日本経済新聞社、2016年2月19日。2016年11月29日閲覧。
  23. ^ ドンキとダブルネーム店 アピタ掛川、8月に新装開店」『静岡新聞』静岡新聞社、2020年2月27日。2020年10月23日閲覧。
  24. ^ MEGAドン・キホーテUNY掛川店、2020年8月4日開店-増床予定だったアピタ跡、天浜線「新駅」は幻に”. 都商研ニュース. 都市商業研究所 (2020年7月28日). 2020年10月23日閲覧。
  25. ^ 天浜線の31施設が、新たに国の有形文化財 に登録へ - 浜松市「浜松の元気」
  26. ^ #57 天竜浜名湖鉄道で行く浜名湖満喫の旅 BS日テレ『友近・礼二の妄想トレイン』公式HP
  27. ^ a b c d AKB×天浜線 ファンゲット/アイドル、アニメで訴求 掛川駅→「元カレです駅」に日経MJ』2022年6月27日(観光・インバウンド面)2022年8月17日閲覧
  28. ^ 『ゆるキャン△』1日フリーきっぷ&グッズについて 天竜浜名湖鉄道(2021年10月10日更新)2022年8月17日閲覧






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