国道5号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 15:07 UTC 版)
歴史
- 札幌本道は、北海道開拓に最も重要な路線として日本初の本格的な長距離馬車道として建設されたもので、国道5号の起源にあたる。函館から森まで現・国道5号、森から室蘭までは航路、室蘭から札幌まで現・国道36号のルートをとるものであった。
- 1885年(明治18年) - 内務省告示第6号「國道表」で國道42号「東京より札幌県に達する路線」に指定された(函館までは國道6号(現在の国道4号)と重複)。
- 1907年(明治40年)5月13日 - 國道42号のルートが変更され、國道42号は現在の国道5号のルートとなった。(改正後の國道表)
- 1920年(大正9年)施行の旧道路法に基づく路線認定では、旧・國道42号が國道4号「東京市より北海道庁所在地に達する路線」(現在の国道4号・国道5号)となった。
- 1952年(昭和27年)12月4日 - 新道路法に基づく路線指定で、旧・國道4号のうちの北海道内の区間(北海道函館市 - 北海道札幌市)が一級国道5号となった。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 道路法改正によって一級・二級の区別がなくなり一般国道5号となった。
旧道
- 札幌小樽道路(札樽バイパス、現:札樽自動車道)
- 1972年札幌オリンピックに合わせて札幌市と小樽市を結ぶ国道5号の有料バイパス道路として計画され、1971年(昭和46年)に開通した。「札樽バイパス」とも呼ばれた。のちに高規格幹線道路への改修を受け、1973年(昭和48年)に高速自動車国道へ格上げされて札樽自動車道(札幌西IC - 小樽IC)となった[4]。
- 札幌新道開通以前のルート。
注釈
出典
- ^ “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 202-10-22閲覧。
- ^ a b “占用制限を行う路線一覧(一般国道)” (PDF). 国土交通省北海道開発局 (2016年2月29日). 2016年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月14日閲覧。
- ^ a b c d e f “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月1日閲覧。
- ^ 浅井建爾 2015, pp. 91–92.
- ^ a b c 幡本篤「札幌本道赤松並木」(PDF)『土木学会誌』Vol.93 No.1、土木学会、2008年1月、54-55頁。
- ^ “赤松街道”. 七飯町. 2014年5月10日閲覧。
- ^ 浅井建爾『道と路がわかる辞典』(初版)日本実業出版社、2001年11月10日、127頁。ISBN 4-534-03315-X。
- ^ a b 「日本の道100選」研究会 2002, pp. 20–21.
- ^ “新忍路トンネル17日開通 国道5号桃内―忍路間1742メートル 土砂崩れ通行止め回避へ”. 北海道新聞. (2018年3月4日) 2018年3月30日閲覧。
- ^ “国道5号 新しい塩谷トンネルが開通 〜新トンネルの開通により、安心・安全な通行を確保〜” (PDF). 国土交通省北海道開発局 小樽開発建設部 (2021年2月25日). 2021年3月20日閲覧。
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