伊川谷町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/03 04:20 UTC 版)
概要
2013年現在では伊川谷町(潤和・有瀬・別府・上脇・井吹・長坂・小寺・前開・布施畑)・白水・天王山・北別府・南別府・今寺・大津和・池上・前開南町よりなる。西神地域の一部(学園東町・学園西町・井吹台西町・井吹台東町・室谷)も大部分が旧伊川谷村で、垂水区神陵台(長坂インターチェンジが最寄り)も中心部が旧伊川谷村であるが、通常は伊川谷に含めない。逆に、和井取は大部分が旧玉津村であるが、伊川谷に含めることが多い。伊川谷町は各地区で区画整理事業が実施され現在では神戸市西区(伊川谷町)が省かれた地区が上記、白水から和井取である。
地理
明石川支流、伊川の流域の主要部を占める。西区の旧7村の中で一番広く、神戸都心部の各区よりも面積が広い。東西に長く、西端は明石城址に接し、東端は須磨区と接して摂津と播磨の国境をなす。また南部や北部は丘陵地帯で、新田集落が形成された。西部の潤和・有瀬・別府・池上あたりが市街地化していて、このあたりは距離的にも明石市の中心街が近く、明石市と連続した市街地を形成していることから、神戸市よりはむしろ明石市の郊外的な雰囲気である。長坂・脇から東は、伊川谷駅のごく近傍を除いて昔ながらの農村地帯。全体的に、神戸中心街に近付けば近付くほど田舎になり、明石に近付けば近付くほど都会になる感がある。
歴史
いかわだにむら 伊川谷村 | |
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廃止日 | 1947年3月1日 |
廃止理由 |
編入合併 伊川谷村、玉津村、櫨谷村、平野村、押部谷村、神出村、岩岡村 → 神戸市(垂水区) |
現在の自治体 | 神戸市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 近畿地方 |
都道府県 | 兵庫県 |
郡 | 明石郡 |
市町村コード | なし(導入前に廃止) |
面積 | 30.95 km2 |
総人口 |
4,362人 (国勢調査、1940年) |
隣接自治体 |
神戸市、明石市 明石郡玉津村、櫨谷村、押部谷村 武庫郡山田村 |
伊川谷村役場 | |
所在地 | 兵庫県明石郡伊川谷村上脇 |
座標 | 北緯34度40分29.2秒 東経135度1分28.5秒 / 北緯34.674778度 東経135.024583度 |
ウィキプロジェクト |
藩政期には、以下の村があった。カッコ内はおおまかな現在の地区名。
- 井出村(伊川谷町潤和)
- 東河原村(伊川谷町潤和)
- 白水村(白水・伊川谷町潤和)
- 生田村(伊川谷町有瀬)
- 漆山新田(伊川谷町有瀬・垂水区神陵台)
- 南別府村(南別府・今寺・伊川谷町別府)
- 北別府村(北別府・伊川谷町別府・天王山)
- 池上村(池上・伊川谷町上脇・大津和)
- 脇村(伊川谷町上脇)
- 永井谷村(伊川谷町井吹・井吹台西町・井吹台東町)
- 吹上新田(伊川谷町井吹)
- 長坂村(伊川谷町長坂)
- 小寺村(伊川谷町小寺・学園西町・学園東町)
- 下皆発村(伊川谷町前開・前開南町・室谷)
- 東皆発村(伊川谷町前開)
- 門前村(伊川谷町前開)
- 布施畑村(伊川谷町布施畑)
- 1877年頃:井出村・東河原村・白水村が合併して潤和村が、生田村・漆山新田が合併して有瀬村が、南別府村・北別府村が合併して別府村が、池上村・脇村が合併して上脇村が、永井谷村・吹上新田が合併して井吹村が、下皆発村・東皆発村・門前村が合併して前開村が成立。
- 1889年:市町村制施行に伴い、以上の村がすべて合併し伊川谷村が成立。
- 1947年:合併により神戸市垂水区伊川谷町となる。
- 1972年:山陽新幹線が開業。伊川谷町内を通過するが、駅は作られなかった。伊川谷初の鉄道路線である。
- 1982年:神戸市垂水区が分区、西区伊川谷町となる。
- 1985年:神戸市営地下鉄が、神戸市街地から学園都市駅まで開業する。
- 1987年:神戸市営地下鉄が西神中央駅まで延伸。伊川との交点近くに伊川谷駅が開業。
- 1993年:西神南駅が開業。
教育
西神南地区を含む。中学校のみ、学園都市地区を含む。
小学校
中学校
高校
大学
固有名詞の分類
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