ロールス・ロイス/MAN・トゥルボ RB193
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/14 18:24 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動このエンジンはVFW VAK 191B 垂直離着陸機のみに搭載されて飛行テストが行われたが、VAK 191Bの開発計画が破棄されたことでRB193も量産されることは無かった。
設計と開発
元々VFW VAK 191B計画の要求に合致するように設計されたRB193はロールス・ロイス/MAN・トゥルボで共同開発されたエンジンであり、設計作業は1965年12月のドイツ連邦国防省との契約の締結後に開始された。ブリストル・シドレー社がこのエンジン用の部品製作の2次契約社となった[1]。
RB193の設計概念は、初期のロールス・ロイス ペガサスと近い関連を持ち、スペイと同じ内部流路と「高温」、「低温」を組み合わせた回転推力ノズルを備えていた。VFW VAK 191Bでの有索飛行テストは1966年に始まり、1971年10月にはブレーメンで初の自由ホバリング飛行が実施された。1972年10月にはManchingで空中停止から前進への遷移飛行に成功した。1975年のテスト計画終了までにRB193は合計12時間の飛行時間を重ね、91回の飛行を実施した[2]。
搭載機
展示中のエンジン
VFW VAK 191Bに搭載されたRB193-12エンジンがミュンヘンのドイツ博物館に展示されている。外板が外され、回転ノズルと回転機構を見ることができる。
要目
(RB193-12) Data from:Gunston[3]
- タイプ:高圧縮ターボファンエンジン
- 全長:
- 直径:
- 乾燥重量:790 kg (1,742 lb)
- 圧縮機:軸流式3段ファン、低圧2段、反転する高圧6段
- タービン:低圧3段、空冷式高圧1段
- 最大推力:4,610 kg (10,163 lb)
- 推力重量比:
関連項目
出典
脚注
参考書籍
- Gunston, Bill. World Encyclopedia of Aero Engines. Cambridge, England. Patrick Stephens Limited, 1989. ISBN 1-85260-163-9
外部リンク
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- ^ Flightglobal archive - Flight, January 1966 Retrieved: 21 July 2009
- ^ EADS - VFW VAK 191B history Retrieved: 21 July 2009
- ^ Gunston 1989, p.153.
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- 2 ロールス・ロイス/MAN・トゥルボ RB193の概要
固有名詞の分類
ターボファンエンジン |
プラット・アンド・ホイットニーF135 ソロヴィヨーフ D-20 ロールス・ロイス/MAN・トゥルボ RB193 ロールス・ロイス・チュルボメカ アドーア ターボ・ユニオン RB199 |
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