リービング・ラスベガス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/27 14:29 UTC 版)
リービング・ラスベガス | |
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Leaving Las Vegas | |
監督 | マイク・フィギス |
脚本 | マイク・フィギス |
原作 | ジョン・オブライエン |
製作 |
リラ・カゼス アニー・スチュワート |
製作総指揮 |
ペイジ・シンプソン スチュアート・リージェン |
出演者 |
ニコラス・ケイジ エリザベス・シュー |
音楽 | マイク・フィギス |
撮影 | デクラン・クイン |
編集 | ジョン・スミス |
製作会社 | ユナイテッド・アーティスツ |
配給 |
MGM/UA Distribution Co. 日本ヘラルド映画 |
公開 |
1995年10月27日 1996年9月14日 |
上映時間 | 111分 |
製作国 |
アメリカ合衆国 フランス イギリス |
言語 | 英語 |
製作費 | $4,000,000 |
興行収入 | $32,029,928[1] |
ニコラス・ケイジは第68回アカデミー賞で主演男優賞を、第53回ゴールデングローブ賞で主演男優賞を獲得した。
ストーリー
ハリウッドで売れっ子脚本家だったベン(ニコラス・ケイジ)は酒が原因で会社をクビになり、金銭面で救いを求めた友人にも拒絶され、妻子も逃げていった。ベンは会社から退職金がわりの小切手を手にしたことで、死ぬまで酒を飲み続けようと決意し、映画の街ロサンゼルスから、酒を24時間飲めるカジノの街ラスベガスに車を走らせ、寂れたモーテルに滞在する。
ベンはネオン輝くラスベガスの街を車で走らせていたある日、路上で高級娼婦のサラ(エリザベス・シュー)と出会い、1時間500ドルの口約束を結び、モーテルの一室に連れ帰り、一夜を共にする。
翌日、帰宅したサラは、ロシア系マフィアのユーリ(ジュリアン・サンズ)に一晩の稼ぎが悪いと脅され、再びネオンの街へ客を探しに出掛けていく日常に戻る。数日後、マフィアの仲間に追われているユーリは、自身の身に危険が迫ったことを察知し、サラに別れを告げる。
晴れて自由の身になったサラは、ベンのいるモーテルにふたたび戻り、絶望の中で見つけた孤独同士の2人の不思議な関係が始まるが、「一緒に暮らそう」と言い出すサラに、ベンは一緒に暮らす条件として「絶対に酒をやめてと言うな」と念を押す。果たして、退廃の街を舞台に出会った2人の真実の愛の物語の行方は・・・。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
- ベン・サンダーソン - ニコラス・ケイジ(山寺宏一)
- サラ - エリザベス・シュー(勝生真沙子)
- ユーリ - ジュリアン・サンズ(田中正彦)
- ピーター - リチャード・ルイス(稲葉実)
- マーク・ナスバウム - スティーヴン・ウェバー(家中宏)
- デビー - エミリー・プロクター
- テリー - ヴァレリア・ゴリノ(湯屋敦子)
- ラスベガスのバーテンダー - グレアム・ベッケル
- 銀行出納係 - キャリー・ローウェル
- ミスター・シンプソン - トーマス・コパッチ
- モブスター - エド・ローター
- モブスター - マイク・フィギス
- カウンターの男 - R・リー・アーメイ(大塚周夫)
- バーの娼婦 - マリシュカ・ハージティ
- バーテンダー - ダニー・ヒューストン
- 女主人 - ローリー・メトカーフ
- バイカー・バーのバーテンダー - ジュリアン・レノン
- モールの男 - ボブ・ラフェルソン
- タクシー運転手 - ザンダー・バークレー(目黒光祐)
- タクシー運転手 - ルー・ロウルズ
原作者/ジョン・オブライエン
1960年5月11日、アメリカのレイクウッド (オハイオ州)で生まれる。レイクウッド高校を78年に卒業した翌年、19歳でリサ・カークウッドと結婚し、法律事務所で職に就くが、この頃からアルコール依存症となる。
83年に夫婦でロサンゼルスに移り住み、カリフォルニア大学ロサンゼルス校に入学し、ジョンは作家を目指す。
90年、妻リサのために、半自叙伝となる小説『リービング・ラスベガス』をカンザス州の小さな出版社ウォーターマーク・プレス社より刊行したが、売れ行きは2千部にも満たない状況だった。92年に映画化の話が持ち上がった後、ニューヨーク州の出版社グローヴ・プレス社がペーパーバッグの版権を買い取り、同小説を安価なペーパーバックで刊行。
ジョンは小説執筆のために、治療を受けながら一時的に禁酒(88年から90年)に成功したが、再び飲酒を始め、92年に妻リサと離婚。
映画化が94年3月に決定したが、その2週間後となる4月10日にジョンは拳銃で頭を打ち抜いて自殺した。部屋に残されていたのは、ピザの箱と半分空になったウォッカのボトルだけだった。享年34歳。
- ^ “Leaving Las Vegas (1995)” (英語). Box Office Mojo. 2020年2月16日閲覧。
- ^ “Leaving Las Vegas (1995)”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年6月14日閲覧。
- ^ “Leaving Las Vegas Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年6月14日閲覧。
- ^ Roger Ebert. “Cage relishes operatic role in tragic 'Leaving Las Vegas'”. Chicago Sun-Times 2006年12月9日閲覧。
- ^ Leaving Las Vegas by Sheryl Crow - Songfacts
- 1 リービング・ラスベガスとは
- 2 リービング・ラスベガスの概要
- 3 サウンドトラック
- 4 評価
固有名詞の分類
映画作品 |
お坊主天狗 ロック・アンド・ロール リービング・ラスベガス 夏の夜の10時30分 秩父の通過儀礼3 |
アメリカ合衆国の映画作品 |
今日限りの命 マッド・シティ リービング・ラスベガス スパイダー パニック! クライシス2050 |
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