フェニトイン フェニトインの概要

フェニトイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/14 14:13 UTC 版)

フェニトイン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
胎児危険度分類
  • D
法的規制
  • (Prescription only)
投与方法 経口
識別
CAS番号
57-41-0
ATCコード N03AB02 (WHO) , N03AB04 (WHO), N03AB05 (WHO)
KEGG D00512
化学的データ
化学式C15H12N2O2
分子量252.27 g·mol−1
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フェニトインは過量投薬のリスクが高く、治療薬物モニタリングが必要である[1]

1908年にドイツ人化学者のハインリッヒ・ビルツドイツ語版により初合成された。

静脈内投与に於いては、血管痛や静脈炎を極めて起こしやすく、リン酸を結合させて水溶性を向上することでその点を改良したホスフェニトイン英語版が近年では多く使われている。日本においては、2012年に「ホストイン®静注750mg」として発売が開始された[2]


  1. ^ 日本臨床薬理学会『臨床薬理学』(第3版)医学書院、2011年、78頁。ISBN 978-4260012324 
  2. ^ ノーベルファーマ株式会社とエーザイ株式会社、抗けいれん剤「ホストイン®静注750mg」を日本で新発売エーザイ、2012年1月16日
  3. ^ “Phenytoin”. Lexi-Comp Online. オリジナルの4 March 2016時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160304050234/http://online.lexi.com/lco/action/doc/retrieve/docid/essential_ashp/410258#uses-nested 2014年4月18日閲覧。. 
  4. ^ “Effectiveness of perioperative antiepileptic drug prophylaxis for early and late seizures following oncologic neurosurgery: a meta-analysis”. Journal of Neurosurgery 130 (4): 1274–1282. (April 2018). doi:10.3171/2017.10.JNS172236. PMID 29701546. 
  5. ^ Management of Infantile Epilepsies” (英語). effectivehealthcare.ahrq.gov. doi:10.23970/ahrqepccer252. 2023年8月13日閲覧。


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