エフエム富士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/25 19:07 UTC 版)
中継局
甲府・身延と三ッ峠では一部CMが異なっていたが、2013年11月現在同一。[要出典]
中継局 | |||||
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親局 | 周波数 | 空中線電力 | ERP | 送信所概要 (技術情報) |
備考 |
甲府 | 83.0MHz | 1kW | 4.4kW | ||
中継局 | 周波数 | 空中線電力 | ERP | 送信所概要 (技術情報) |
備考 |
身延 | 80.5MHz | 100W | 175W |
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三ツ峠 | 78.6MHz | 300W | 2.6kW |
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可聴範囲
主に西部・中部向けには83.0MHz、郡内地域(富士北麓)と東京向けには78.6MHz(但し県境以東は放送対象地域ではない)、身延町など峡南及び北杜市など峡北地域向けには80.5MHzで送信されている[2]。営業部が広告主向けに使用する「放送エリア」内総人口は約1,200万人[2]で、放送対象地域である山梨県の人口(約85万人)の約14倍もある。
- 78.6MHzでは、東京都多摩地域および東京都区部の他、埼玉県秩父・南部・東部、千葉県北西部と神奈川県北部・東部、茨城県西部などの一部が放送エリアのめやすとなる[2]。
- 80.5MHzでは、静岡県の北部が放送エリアのめやすとなる[2]。
- 朝日新聞のラジオ欄には開局当初から「東京78.6 / 甲府83.0 / 静岡80.5」と表記されていたが、2009年3月30日からは他局も含めて周波数表記が全て欄外に移された。また、東京都内版・多摩版以外の関東各県ではラジオ欄に番組表が載るのは夕刊のみ。
- 83.0MHzでは、長野県の諏訪地域の一部が放送エリアのめやすとなる[2]。
- 1990年代以降、関東地方にコミュニティFM局の開局が相次いでおり、それらの局は既存FM局の周波数を避けることに加え、当時アナログテレビの1ch(音声95.75MHz)とのイメージ混信を避けるために使用できる周波数が2014年まで制限されていたことから、78MHz近辺に集中している。このため、東京都武蔵野市のむさしのFM(78.2MHz)、神奈川県横須賀市の横須賀エフエム放送 (78.5MHz)などとの間では、周波数が近いために混信が起こることが多い[注釈 7]。
- かつしかFMなど、当初は78.6MHzを割り当てられたが、公式には対象地域外であるもののエフエム富士の電波を無視できず、結局割り当てが78.9MHzへと変更された。エフエム江戸川も開局直前に周波数変更を余儀無くされている。
- かつてはSTUDIO ViViDのある東京都渋谷区にはSHIBUYA-FM(78.4MHz)が存在していたが、2013年1月11日より放送を休止し、半年後の7月10日に正式に閉局した。埼玉県さいたま市浦和区のレッズウェーブでは増力と放送エリア拡大のため、2015年11月8日に78.3MHzから87.3MHzへと変更された。更に、神奈川県小田原市のFM小田原は2019年3月1日の送信所移転を機に、周波数を従来の78.7MHzから87.9MHzに変更した。
- 一部のケーブルテレビ局で区域外再放送されている。
- インターネット配信は、2016年5月9日より「radiko」で配信を開始。エリアフリーの「radiko.jpプレミアム」にも対応しており、日本全国で聴取できる。ただし、無料で聴取可能なのは本来の放送区域である山梨県に限られ、地上波で聴取可能な関東平野の中南部はもとより、STUDIO ViViDのある東京都でさえ、エリアフリーによる聴取となる[注釈 8]。
- なお、山梨県は全国の都道府県で唯一、全国FM放送協議会(JFN)加盟の民放FM局がradikoの基本サービスで聴取できない(局が存在しない、また広域圏にも含まれていない)。
注釈
- ^ 同局プロデューサーの中島正史によると、ハイフンの無い表記が正しいとされている。[1]
- ^ 現在の東京放送ホールディングス。
- ^ スタジオの所在地は西麻布の表記のみで、住所の詳細は明らかになっていない。
- ^ 同部門の最優秀賞は、ニッポン放送の『サンドウィッチマンのオールナイトニッポン』だった。(日本民間放送連盟ホームページ「2021年日本民間放送連盟賞 各部門の審査結果およびグランプリ候補番組について」より、2021年9月19日閲覧。)
- ^ 同年3月31日をもってJFN全番組のネットから撤退したものの、同年4月22日のライブ特番「WE LOVE MUSIC,WE LOVE THE EARTH」はネットした。
- ^ 後にKiss-FM KOBEに社名変更するも、2010年に兵庫エフエム放送に事業譲渡している。
- ^ エフエム富士公式サイトFAQ内で混信を取り扱っている[11]。
- ^ 2011年1月26日より2019年9月30日まで、auスマートフォン・携帯電話向けの民放FM52局ストリーミング配信サービス「LISMO WAVE」でも全国配信をしていた。また、auスマートパス・auスマートパスプレミアム会員向けに2019年9月5日より開始した代替サービスの「radiko for au」でもエリアフリー聴取が可能だったが、2022年6月30日をもって終了した。[12]
- ^ エフエム富士 非常勤取締役
- ^ 番組自体は継続中。
- ^ a b 『FIELD OF EP』『BRAIN TRIP NIGHT』の2番組はインターネットラジオ [16]としても放送されていたが、両番組終了に伴い、2008年10月31日をもってサービスを終了した。
- ^ スタジオAとスタジオBはサテライト仕様になっているので観覧可能時は本社前の外から観覧が出来る。
- ^ 生放送のゲストコーナー等の事前収録や収録番組の場合はSTUDIO ViViD以外に都内某所のスタジオを使用する場合がある。
- ^ 免許上、三ッ峠局に演奏所があることになっていため。
- ^ 通話料が必要だった。
- ^ 2023年12月現在、イエローハットは平日17時台のスポンサーであるが、この時間は全国FM放送協議会(JFN)加盟の放送局でもイエローハットの時報CMが放送されている。
出典
- ^ @nakajimamasashi (2020年1月11日). ""FM FUJIの表記ハイフンなしになりました!"". X(旧Twitter)より2021年4月6日閲覧。
- ^ a b c d e f ラジオCMのご案内(電波はどこまで届いているの?)より。
- ^ 「FM富士のJFN脱会のホンネ」『企業と広告』第19巻第4号、株式会社チャネル、1993年4月1日、14 - 15頁、NDLJP:2853121/10。
- ^ 「radiko.jp」5月9日スタート!FM FUJI
- ^ コーポレート・ロゴの刷新について valuepress、2021年4月6日閲覧。
- ^ “FM FUJIは「SDGメディア・コンパクト」に加盟しました”. FM FUJI TOKYO78.6 KOFU83.0. 2021年9月17日閲覧。
- ^ “SDGメディア・コンパクトとは”. 国連広報センター. 2021年9月17日閲覧。
- ^ “表彰番組・事績 | 一般社団法人 日本民間放送連盟”. j-ba.or.jp. 2021年9月17日閲覧。
- ^ “FM FUJI ロヂウラベースが2021年日本民間放送連盟賞番組部門(ラジオ)エンターテインメント番組にて優秀賞を受賞しました!”. FM FUJI TOKYO78.6 KOFU83.0. 2021年9月17日閲覧。
- ^ “表彰番組・事績 | 一般社団法人 日本民間放送連盟”. j-ba.or.jp. 2021年9月17日閲覧。
- ^ 参照
- ^ auスマートパス、auスマートパスプレミアム会員の方必見! 全国のFM放送(ライブ)が楽しめる「radiko for au」誕生。 radiko公式サイト、2021年9月19日閲覧。
- ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2015』コーケン出版、2015年11月20日、320頁。
- ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2016』コーケン出版、2016年11月25日、327頁。
- ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2003』コーケン出版、2003年11月、306頁。
- ^ FM-FUJI STREAMING RADIO(有料放送)
- ^ 2024年度タイムテーブル
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