WebPartZoneBase.AllowLayoutChange プロパティ

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

WebPartZoneBase.AllowLayoutChange プロパティ

メモ : このプロパティは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

ゾーン内で WebPart コントロールのレイアウトを変更できるかどうかを示す値を取得または設定します。

名前空間: System.Web.UI.WebControls.WebParts
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

<ThemeableAttribute(False)> _
Public Overridable Property
 AllowLayoutChange As Boolean

Visual Basic (使用法)

Dim instance As WebPartZoneBase
Dim value As Boolean

value = instance.AllowLayoutChange

instance.AllowLayoutChange = value

C#

[ThemeableAttribute(false)] 
public virtual bool AllowLayoutChange { get;
 set; }

C++

[ThemeableAttribute(false)] 
public:
virtual property bool AllowLayoutChange {
    bool get ();
    void set (bool value);
}

J#

/** @property */
public boolean get_AllowLayoutChange ()

/** @property */
public void set_AllowLayoutChange (boolean
 value)

JScript

public function get AllowLayoutChange
 () : boolean

public function set AllowLayoutChange
 (value : boolean)

プロパティ値
レイアウトを変更できる場合は true。それ以外の場合は false。既定値は true です。

解説

AllowLayoutChange プロパティが有効になるのは、ゾーンが、ゾーン内のコントロールのレイアウトを変更できる DesignDisplayMode などのページ表示モードの場合だけです。

特定のゾーンで AllowLayoutChange が false に設定されている場合、エンド ユーザーはそのゾーンのコントロールに対して多数のアクションを実行できなくなります。

• ユーザーは、コントロールを異なるゾーンにドラッグしたり、ゾーン内のコントロールを再配置したりすることはできません。また、コントロールをゾーンに移動することもできません。

• ゾーンの WebPart コントロールのユーザー インターフェイス (UI) に影響を与える多数のプロパティが無効になります。これは、コントロールが AppearanceEditorPart コントロールおよび BehaviorEditorPart コントロールを使用して編集されている間はユーザーがこれらのプロパティを編集できないようにするためです。

• ユーザーは、CatalogPart コントロールからゾーンに新しいコントロールを追加できません。

• close、delete、minimize、および restore の各動詞は、ゾーンのコントロールには表示されません。

AllowLayoutChange プロパティによって、エンド ユーザーが UI を通じてゾーンのレイアウトを変更できるかどうかが決まりますが、プログラムによってレイアウトを変更できるかどうかには影響しません。たとえば、AllowLayoutChange が false に設定されている場合、ユーザーはゾーンのコントロールを終了できませんが、開発者はプログラムによって CloseWebPart メソッドを呼び出してコントロールを終了できます。

このプロパティを、テーマまたはスタイル シート テーマを使用して設定することはできません。詳細については、ThemeableAttribute、ASP.NET のテーマとスキンの概要 の各トピックを参照してください。

使用例

WebPartZone コントロールで、AllowLayoutChange プロパティを宣言によって使用するコード例を次に示します。分離コード ソース ファイルおよびこのコードのゾーンを含む .aspx ページなどコード例全体については、WebPartZoneBase クラスの概要を参照してください。

AllowLayoutChange プロパティは、既定値の true に設定されます。値を false に変更した場合は、ページをブラウザに読み込み、デザイン表示モードに切り替えると、コントロールの WebPartZone2 ゾーン内でのドラッグやこのゾーンへのドラッグができなくなります。

Visual Basic

<asp:WebPartZone 
  ID="WebPartZone2"
  Runat="server" 
  DragHighlightColor="#00ff00"
  AllowLayoutChange="true"
  EmptyZoneText="Add WebParts to this empty Zone."
  BorderWidth="2"
  BorderColor="DarkBlue"
  BorderStyle="Dashed" 
  MenuLabelText="Verbs Menu" 
  MenuPopupImageUrl="label.gif" >
  <VerbStyle Font-Italic="true" />
  <MenuLabelStyle BackColor="Lime" BorderWidth="1"
  />
  <MenuLabelHoverStyle Font-Bold="true" />
  <MenuVerbHoverStyle BackColor="LightGrey" />
  <MenuVerbStyle Font-Italic="true" /> 
  <ZoneTemplate>
    <asp:Label ID="Label1" Runat="server"
 Title="Date" />
  </ZoneTemplate>
</asp:WebPartZone>

C#

<asp:WebPartZone 
  ID="WebPartZone2"
  Runat="server" 
  DragHighlightColor="#00ff00"
  AllowLayoutChange="true"
  EmptyZoneText="Add WebParts to this empty Zone."
  BorderWidth="2"
  BorderColor="DarkBlue"
  BorderStyle="Dashed" 
  MenuLabelText="Verbs Menu" 
  MenuPopupImageUrl="label.gif" >
  <VerbStyle Font-Italic="true" />
  <MenuLabelStyle BackColor="Lime" BorderWidth="1"  />
  <MenuLabelHoverStyle Font-Bold="true" />
  <MenuVerbHoverStyle BackColor="LightGrey" />
  <MenuVerbStyle Font-Italic="true" /> 
  <ZoneTemplate>
    <asp:Label ID="Label1" Runat="server" Title="Date"
 />
  </ZoneTemplate>
</asp:WebPartZone>

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
WebPartZoneBase クラス
WebPartZoneBase メンバ
System.Web.UI.WebControls.WebParts 名前空間
WebPart.AllowZoneChange プロパティ
その他の技術情報
ASP.NET Web パーツ ページ