GeForce 9 Series
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「NVIDIA GeForce」の記事における「GeForce 9 Series」の解説
「en:GeForce 9 series」も参照 GeForce 9 Series(ジーフォース・ナイン・シリーズ)は、GeForceシリーズの第九世代製品群である。DirectX 10.1には対応していない。DX10のアプリケーションが充実していないことやDX10.1の普及がまだ先との判断から実用上問題ないと判断されていた。回路幅が65 nmのものと、55 nmのものがある。また、このシリーズにはGeForce 8シリーズのリネーム品が多い。 製品名コア名 (プロセス)コアクロック (SPクロック)メモリクロック (バス幅)SP数SLI消費電力DirectX(Feature Level)GeForce 9300G86 (80 nm) 450 MHz (1200 MHz) DDR2 800 MHz DDR3 1333 MHz (UMA) 8 × - 11.1 API(FL:10_0) GeForce 9400G86 (80 nm) 580 MHz (1400 MHz) 16 - GeForce 9300 GEG98 (65 nm) 540 MHz (1300 MHz) DDR2 800 MHz (64bit) 8 - GeForce 9300 GSG98 (65 nm) G98b (55 nm) 567 MHz (1400 MHz) DDR2 1000 MHz (64bit) 35 W GT218 (40 nm) 589 MHz (1402 MHz) DDR2 666 MHz (64bit) 16 - 11.1 API(FL:10_1) GeForce 9400 GTG86 (80 nm) 459 MHz (918 MHz) DDR2 1200 MHz (64bit) 50 W 11.1 API(FL:10_0) G96 (65 nm) G96b (55 nm) 550 MHz (1400 MHz) DDR2 800 MHz (128bit) GT218 (40 nm) 589 MHz (1402 MHz) DDR2 1200 MHz (64bit) 11.1 API(FL:10_1) GeForce 9500 GTG96 (65 nm) G96b (55 nm) 550 MHz (1400 MHz) GDDR3 1600 MHz (128bit) 32 2-way 50 W 11.1 API(FL:10_0) GeForce 9600 GSOG92 (65 nm) 550 MHz (1375 MHz) GDDR3 1600 MHz (192bit) 96 105 W GeForce 9600 GSO 512G94b (55 nm) 650 MHz (1625 MHz) GDDR3 1800 MHz (256bit) 48 90 W GeForce 9600 GTG94 (65 nm) 64 96 W G94b (55 nm) 600 MHz (1500 MHz) 59 W GeForce 9800 GTG92 (65 nm) 112 105 W G92b (55 nm) 550 MHz (1375 MHz) 66 W GeForce 9800 GTXG92 (65 nm) 675 MHz (1688 MHz) GDDR3 2200 MHz (256bit) 128 2/3-way 140 W GeForce 9800 GTX+G92b (55 nm) 738 MHz (1836 MHz) 141 W GeForce 9800 GX2G92 (65 nm) 600 MHz (1500 MHz) GDDR3 2000 MHz (512bit[256bitx2]) 256[128x2] Quad 197 W GeForce 9 Series の製品 GeForce 9300/9400 GeForce 9シリーズの統合GPUを搭載したチップセット。Intel製CPU向け。グラフィックスメモリはメインメモリの一部を利用する、UMA (Unified Memory Architecture) 方式を採用し、LFB (Local Frame Buffer) の方式はサポートしていない。 GeForce 9300 GS GeForce 8400GSのリネーム品。GT218コア(GeForce 210で使用されているものと同じコア)を使用した製品も存在し、DirectX 10.1に対応する。 GeForce 9400 GT 2008年8月26日(米国時間)発表。GeForce 9シリーズのローエンド向けモデル。GT218コア(GeForce 210で使用されているものと同じコア)を使用した製品も存在し、DirectX 10.1に対応する。 GeForce 9500 GT 2008年7月29日(米国時間)発表。GeForce 8600 GTの後継とされる、GeForce 9シリーズのバリューモデル。9400 GT同様、補助電源コネクタが搭載されていない。 GeForce 9600 GSO GeForce 8800 GSと同一のコアを採用し、ほぼ同等のスペックを持つ。9600 GTより下位におかれていたものの、SP数が多いため、条件によっては9600 GTを上回る性能を出すこともある。搭載メモリ量は384/768 MB。 GeForce 9600 GSO 512 NVIDIAからの公式発表はないものの、2008年12月に55 nmプロセスのG94bを採用するマイナーチェンジが行なわれている。型番こそ変更はないものの中身はまったく別物になり、明確に9600 GTの下位におかれるようになった。搭載メモリ量は256/512 MB。 GeForce 9600 GT 2008年2月21日(米国時間)発表。開発コードネームは G94。GeForce 9シリーズのメインストリーム向けモデル。対応メモリはGDDR3。メモリインタフェースが256bitとなり、前シリーズのGeForce 8800 GTに近い性能を出せるようになっている。 GeForce 9600 GT (59 W) GeForce 9600 GT Green Editionとも呼ばれ、GeForce 9600 GTのコアを55 nmにシュリンクしたG94bを搭載し、コアクロックを落とす事で消費電力が59Wまで落ち、補助電源が不要となった製品。 当初Green Editionとして発表されたが、NVIDIAの製品ページには59 W版として掲載され、これを搭載したビデオカードも"9600 GT"の補助電源不要版として発売されている。NVIDIAから公式にはアナウンスはされていないが、ROPユニット数を8基に下げてメモリバス幅が128bitに下げられた仕様の物(いわゆる地雷品)も流通しており、中にはパッケージ上では区別が付かない製品もあり、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}物議を醸している[要出典]。 GeForce 9800GX2 2008年3月18日(米国時間)発表。GeForce 9シリーズのハイエンド向けモデル。対応メモリはGDDR3。HybridPower、Hybrid SLI、PureVideo HDに対応。 GeForce 9800 GX2では単体でのSLI動作が可能なため、SLI非対応のマザーボードでもSLI(2-way)が構築可能。また、Quad SLIに対応し、GX2を2枚使用することで運用可能。Quad SLI時には4つのGPUがそれぞれ1フレームごとにレンダリングする4way-AFRとして動作する。しかし、Windows Vistaのみで動作し、単体(4枚)と、Quad SLIの切り替えのみとなる。 GeForce 9800 GTX 2008年4月1日(日本時間)発表。GeForce 9シリーズのハイエンド向シングルチップモデル。9800 GTX、同 GX2はG92コアであり、特にGTXはGeForce 8800 GTS(G92)のクロックアップ版に近く(3-Way SLIに対応しており、ただのクロックアップ版ではない)、GeForce 8800 GTX、同 Ultraに性能で劣る場面がある。 GeForce 9800 GTX+ 2008年6月19日(米国時間)発表。日本では7月26日発売。9800 GTXを55 nmにシュリンクしたG92bコアを採用し、その分クロックを増やして性能を上げている。また、ベンダーによっては6ピン仕様のPCI Express補助電源コネクタが一つだけのマイナーチェンジ版が存在する。Hybrid SLIに対応。 GeForce 9800 GT 2008年7月29日(米国時間)発表。前世代にあたるはずのGeForce 8800 GTと全く同じ(チップ上の刻印まで同じ)ものがある一方で55 nmにシュリンクした製品もあるなど消費者にわかりにくい製品になっていた。Hybrid Power対応はカードベンダーが選択する。消費電力は105 Wといわれている。 ※Hybrid Powerについて、情報の混乱から「55 nm版はHybrid Powerに対応している」という噂が流れていたが、実際はカードの設計によるオプション扱いで65 nm版も55 nm版も共に対応している。Hybrid Powerの可否は製品パッケージやカードメーカーのサイトで確認できる。Hybrid Powerの記述が無ければ対応していないが、記述があってもランニングチェンジで非対応になっていることもあり混乱に拍車をかけている。 GeForce 9800 GT(66 W) GeForce 9800 GT Green Editionとも呼ばれ、GeForce 9800 GTのコアを55 nmにシュリンクしたG92bを搭載し、コアクロックを落とす事で消費電力が66 Wまで落ち、補助電源が不要となった製品。
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