【ミラージュ4】(みらーじゅよん)
Dassult Mirage Ⅳ.
フランスが開発した超音速戦略爆撃機。
ミラージュ3をベースに開発されており、1959年に試作機が初飛行し、1964年から部隊配備が開始された。
戦略爆撃機としての実戦デビューは、1966年7月19日に南太平洋・ファンガタウファ環礁で行われた核実験で、AN11核爆弾を投下した。
その後、航続距離の不足を改善するために空中給油能力を付加し、エンジンを推力向上型のアター9D(後に9K)エンジンに換装したミラージュ4AやASMP巡航ミサイルの運用能力を付与したミラージュ4Pが登場した。
ミラージュ2000Nが後継として登場した後は偵察機と活躍し、2005年に全機退役した。
スペックデータ
乗員 | 2名 |
全長 | 23.49m |
全高 | 5.65m |
全幅 | 11.85m |
翼面積 | 78.0㎡ |
空虚重量 (空虚/搭載) | 14,500kg/31,600kg |
最大離陸重量 | 33,475kg |
最大兵装搭載量 | 6,800kg |
エンジン | SNECMA アター9Kターボジェット(推力67.6kN)×2基 |
最大速度 | マッハ2.2(高度36,000ft時) |
上昇率 | 高度11,000mまで4分15秒 |
実用上昇限度 | 20,000m |
航続距離 | 2,160nm |
兵装 | 胴体下にASMP核巡航ミサイル(150kt)・AN11又はAN22核爆弾(60kt)各1発 及びCT-52偵察ポッド、翼下に増槽、ECMポッド、通常爆弾などを搭載可能。 |
バリエーション
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