けい‐りん【競輪】
競輪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 08:51 UTC 版)
競輪(けいりん、英字表記:KEIRIN)は、競艇・競馬・オートレースと並ぶ公営競技の1つで、北九州市を発祥の地とする自転車競技。及びその自転車競技の着順を予想するギャンブルである。
注釈
- ^ 競輪では「斡旋」とは書かず「あっせん」と平仮名表記である。それに倣い、以下「あっせん」で統一。
- ^ TBSテレビで2009年に放送された官僚たちの夏・第5話で、競輪の収益金を計算機開発資金の一部に回すよう、佐橋滋のモデルとなった、主人公の風越信吾が働きかけるシーンが放送された。
- ^ 岩手、秋田、山形、石川、長野、山梨、滋賀(2018年4月に福井と併合)、鳥取、島根、宮崎、沖縄の11県には支部がないため、これら11県を登録地としている選手は、近隣の県の支部に所属している。なお、競輪選手は必ずいずれかの支部に所属しなければならず、所属しない場合はJKAからレースあっせんを拒否される。
- ^ A級の選手については、半年毎の入れ替えの他にも、完全優勝(出場全レースを勝っての優勝)を3開催連続(9連勝以上)することで、3班選手は2班に昇格する特別昇班、1・2班選手はS級2班に昇格する特別昇級の制度や、年に2回開催されるレインボーカップで優勝戦に進出することによる特別昇級の制度がある(競輪選手#S級特別昇級・A級2班特別昇班制度を参照)[19]。
- ^ 平均競走得点(出走1回あたりの競走得点)から失格点を引いて算出[24]。
- ^ この時、出場選手の中から施行者側との交渉役となる代表選手を何人か決め、その選手は出場選手を代表して施行者から連絡事項などの伝達を受けたり、緊急事態時には施行者との交渉を行う[30]。
- ^ a b c 実際には、あっせんが保留された時点で対象となった選手は自ら選手会の支部に出向いて選手登録証の返納と退会届を提出しているため、表向きは「選手による自主的な引退」として手続きが取られている。
- ^ 過去の登録消除者一覧を検索すると、女子では2〜3名が、男子ではA級3班の30名程度が、1月と7月に集中して大量に消除されているのがわかる。
- ^ 滝澤は「準特別競輪」(現在のGIIに相当)扱いであった第2回寬仁親王牌を制覇している。
- ^ グランドスラムを達成した当年の日本選手権では、ゴール直後に2着選手がガッツポーズと雄たけびを挙げてしまったため、神山自身はその時大きく喜ぶことができなかった。
- ^ 2018年の時点王手をかけていたが、長く世界選手権など自転車競技を優先していたため寬仁親王牌は2018年・2019年と2年連続で欠場しており、3年ぶりの出場となった2020年は決勝2着となり、2021年も決勝2着入線ながら失格となった。2022年は優勝インタビューで大粒の涙を流した。
- ^ a b c 平間と高原が現役当時の特別競輪は、日本選手権、高松宮杯(現・高松宮記念杯)、オールスター、競輪祭、秩父宮妃賜杯(廃止)、全国都道府県選抜(廃止)。中野が現役当時の特別競輪は、日本選手権、高松宮杯(現・高松宮記念杯)、オールスター、競輪祭、全日本選抜。なお、全国都道府県選抜と全日本選抜とはそれぞれ別の大会である。
- ^ 但し、競輪祭が毎年開催されるようになったのは1963年からであり、そのことを踏まえ、実質的に3つという観点に立つと、渋谷小夜子や石村美千代も該当する。
- ^ 一般のトラックレース用機材では、カーボン製の最高級パーツを使うと100万円を超えることもある。
- ^ 追い込みの選手は競り合った時に左右の動きに対応しなければならない場面があることから、ハンドル幅を広めにしている[49]。
- ^ 腕力が強い選手は軽合金のハンドルを曲げてしまうため、鉄製のものを使う[49]。
- ^ 実際には27x1-1/8インチ・有効リム径615mmのホイールに28インチ22ミリ(700x22cサイズ相当)のタイヤを装着している。
- ^ 一般の自転車のクランク軸はほぼ線上にある[56]。
- ^ 競輪ではJIS規格との関係から「ギヤ」が公式表記となっている。
- ^ ただし2013年現在、自転車競技場においては時速75km以上で均衡がとれるように設計する規則がある。
- ^ 千葉競輪場は、TIPSTAR DOME CHIBAへの建て替え後は250m。
- ^ 2010年以降の前橋開催(335m)および松戸開催(333m)でのGI決勝戦では、他のS級レースと同じ6周回で実施されている。
- ^ 大津びわこ競輪場が無くなった滋賀県では、のち日本競輪選手会滋賀支部が福井支部に統合され消滅した。また、三谷竜生などそれまで滋賀県を本拠所属地としていた選手の多くは、大津びわこ競輪場の閉鎖後、主に奈良県や京都府に本拠所属地を移した。ただ、金山栄治のように所属地は滋賀県のままとし、公道を練習拠点としている選手もいる。
- ^ 鳥取県出身の宮本杏夏(引退)は岡山支部に、島根県出身の野崎菜美は山口支部に、それぞれ所属した。
- ^ 小豆島に自宅があった児玉広志や、ローラー嫌いで有名であった佐古雅俊(いずれも引退)など。
- ^ 333mまたは335mバンクは51秒以内、400mバンクは60秒以内、500mバンクは68秒以内。
- ^ 競艇でも、フライングスタートに加えて出遅れに対し同様のペナルティがある。
- ^ 2022年度の競輪CMでは、それを前面に押し出したバージョンも制作されている[85]。
- ^ 身内の不幸など急を要する事態であれば、例外的に認められる場合もある。この場合は施行者を通じて呼び出してもらい、通話中も施行者が立ち会うことになっている。
- ^ 対人ゲームも選手同士での賭博の原因になる可能性があることから禁止されている[93]。
- ^ 雨天時は、各車番ごとに色分けされた雨合羽を羽織ってバンクを周回することになるほか、荒天の場合はバンク周回をせず敢闘門の前で一礼だけして選手紹介を終える時もある(したがって荒天時は、ファンに直接ライン形成の意志表示する場がなくなる)。
- ^ 『玉村ルーティーン』と呼ばれる仮面ライダーの変身ポーズ(を真似する「這いよれ! ニャル子さん」に出てくるニャル子の真似)をする玉村元気(101期)[101]や、BABYMETALの大ファンで「レナメタル」の愛称でも呼ばれる独特のルーティンを行う野本怜菜(114期)[102]などが有名。
- ^ 毎年3月に開催されるルーキーチャンピオンレース、毎年5月に開催される全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪(全プロ)、毎年6月・12月に開催されるレインボーカップは除く。これらはいずれもFII格付けだが9車立てにて行われている。
- ^ 車番連勝車券発売後、6車立て以下だと枠番が全て単枠になり、7賭式移行からは2車複と2枠単が発売されなくなることから6名以下の競走は避けられていた(KEIRIN.JP・13.投票に関する基礎知識)。しかし7車立基本の競走が行われるようになったため規則を改正し、7賭式のうち2枠複と2枠単を発売せず6車立・5車立にも対応できるようにした(静岡市自転車競技実施規則の一部改正案の概要)。
- ^ 例外もあり、オールスター競輪の初日ドリームレースは、1番車に前年グランプリ王者が入るほかは、ファン投票の順位の上位より若い車番となる。ガールズケイリンの場合は、6番車に下位の選手が入る競輪場もあれば入らない競輪場もある。
- ^ レースの出走表や結果表などでは、ジャン=J、HS=H、BS=Bと、略記されることもある。
- ^ 誘導員は誘導することが目的であり、展開を確認する必要がなく後ろを振り向かないため、審判団がレースの流れを見て無線で誘導員にペース配分(「ピッチ上げて」や「スピード緩めて」など)を指示するためにスピーカーが付けてある。
- ^ レースに出走する選手の入退場で使用する敢闘門がバックストレッチにある競輪場では、誘導員はホームストレッチ側から入退場する。
- ^ 東京、神奈川、千葉、埼玉、静岡、愛知、福岡といった同都県内に複数の競輪場がある地区の選手の場合、ホームバンク以外の競輪場でも誘導を行う場合がある。また、宮城や石川など競輪場のない県を練習拠点とする選手では、隣接県の競輪場で誘導を行う場合もある。
- ^ 手当の額はレースの格による。最低は一般戦の3,000円で、最高はKEIRINグランプリで20万円(日刊スポーツ大阪本社版2014年7月29日付2面「そこが聞キティ」)。KEIRIN.JPサイト内競輪資料室では、全てのレースにおいて賞金とともに誘導員手当の額が記載されている。
- ^ 第29回寬仁親王牌決勝戦では、GIタイトルホルダーである稲村成浩(日本選手権優勝)が誘導を務めた[129]。また、過去では1990年代までの開設記念競輪は前節・後節とでそれぞれ3日間(計6日間)ずつ行われていたため、トップレーサーの中には、前節では選手としてレースに出走し、後節では決勝戦で誘導員を務める、といった例も見られた。
- ^ 誘導員が退避するまでの周回中に、主にラインの3番手以降の選手が上昇して前を走る別のラインの前に割って入り、その別のラインの動きを封じる戦法。
- ^ 現在はKEIRINグランプリの2825m(400m×7周)が最長のため、誘導員は全てのレースで1名のみである。
- ^ 古くは、中部地区の選手と近畿地区の選手が連携するケースが多く見られた(俗に言う『中近ライン』。松本整の項目も参照)。のち、平成末期から令和初期にかけても記念競輪最終日に企画レースとして『S級ブロックセブン』が実施されており(現在は休止中。事実上の廃止)、このレースでは基本的に「北日本・関東・南関東」の東日本ライン、「中部・近畿」の中近ライン、「中四国・九州」の西日本ラインの3つの即席ラインが形成されていた。
- ^ この場合、追込型の選手が他の地区の先行選手の後ろ(「番手」と呼ばれている)が空いている場合に、その番手を主張することで即席ラインが組まれる。
- ^ 村上は先行もできる自在型ではあったがこのレースは引退した年のレースであり、事実上マーク選手(追込型)となっていた。当初はこのレースでは自力も出せる松岡が自ら近畿ラインの先頭で走ることを想定していたが、村上が山口の父である山口幸二とは古くから家族ぐるみで親交があり(山口も子供の頃から村上とは面識があった)、その縁もあって山口が村上とラインを組みたいという希望を述べたことで、松岡もその意向を汲んで了承したことから実現したもの。
- ^ そのため、レース前の選手コメントは「自力」「取れた位置から」「前々から」などが目立ち殆ど参考にならず、そのため成り行きで好位置を取った穴目の選手が確定板に乗るという高配当が発生することも少なくない。
- ^ ただし、前記の通り年間46日間開催とする関係の日数調整で1節4日実施となる場合があるほか、全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪のみ1節2日間で行う。
- ^ オールガールズクラシックの開催のみ、GIオールガールズクラシックのトーナメントとFIIのトーナメント2レース×3つの計4トーナメントを実施。
- ^ 現在の倉茂記念杯「昇竜賞」(大宮競輪場)はこの人物を記念している。
- ^ 当時はGHQの許可が下りなければ、国会での立法審議に入れなかった。
- ^ 当時のマスコミは「騒擾事件」という表記を使用していた。
- ^ 鳴尾事件。9月9日、最終的に米軍MPを出動させて漸く事態を収拾させるに至った。
- ^ 『競』の字は古くは「けい」と読まれており、『競馬』は明治時代に始まったことから「けいば」と呼ばれた一方、『競輪』や『競艇』は戦後の発祥であるため「きょうわ」・「きょうりん」、「きょうてい」と呼ばれた。ちなみに『競売』は一般的には「きょうばい」と読まれるが、法律用語としては「けいばい」と読まれている。
- ^ 競技規則73条(3)には「打鐘を誤って鳴らした場合は競走不成立」とあるが、主催者側はレースを続行した。誤打鐘直後から場内は騒然となり、観客から怒号も起きていた。レース終了後は怒号が飛び交う中で優勝選手への表彰式も行われたが、優勝選手がスタンドへ投げ入れたボールも投げ返されるなどした。表彰式終了後も観客の怒りは収まらず、一部のファンが競輪場内に立て篭もり、主催者側は機動隊を動員して21時ごろにようやく沈静化したが、競技規則を順守せず競走不成立にするなどの措置をとらなかった主催者サイドへ怒りを露わにしていた[184]。
- ^ 競輪の年度別売上で過去最高だったのは、1991年の1兆9553万4012万4900円だった[193][194]。
- ^ それ以外のグレードレース(GI・GII・GIII)においても、かつては平日(火曜日が多かった)に最終日(決勝戦)としていたが、現在ではGI・GIIにおいては在宅率の高い日曜日ないし祝日に最終日(決勝戦)とするスケジュールを組んでいる。
- ^ この2選手はそのあと中止となった静岡での第74回日本選手権競輪にあっせんされていたため、都合4開催連続(実質2か月分の配分)で中止の憂き目に遭っている。
- ^ 競輪は1日1走のみ(250競走を除く)であり、特に6日間開催の日本選手権競輪は参加人数が最も多く、選手以外に関係者なども合わせて200名以上となる。
- ^ 但し、KBS京都やサンテレビのように競馬中継を優先する地域では放送されないことが多かった。TXN系列局がない地域では、従来からいずれかの既存の民間放送局が中継していた。
- ^ 古舘は一時期KEIRINイメージキャラクターを務めていたことがあり、1997年のオールスター競輪から2000年の日本選手権競輪まで殆どのGI決勝戦の実況も担当した。但し、1999年の競輪祭では土居壮が担当したため実況していない
- ^ 但しこれらは、特別番組として『北京オリンピックへの道』や『自転車レース!熱き夢への挑戦』などといったタイトルで放送されており、レース中継はその特別番組に内包される形で放送された。現在の日本テレビ系列は『坂上忍の勝たせてあげたいTV』のタイトルに統一している。また、近年ではテレビ東京系列が放映する場合でも同様の傾向が見られる。
- ^ 2017年・2018年はワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップを優先した為、テレビ東京系列で放送。
- ^ 2014年から2020年は、BS日テレで放送した2016年を除き日本テレビ系列で放送。2022年は、BSテレ東のみで放送。
- ^ 原則GIIのウィナーズカップ・サマーナイトフェスティバル・共同通信社杯の決勝戦とオッズパーク杯ガールズグランプリを放送しているが、2016年のみオールスター競輪決勝戦も生中継した。
- ^ 2017年の第59回朝日新聞社杯競輪祭から放送している。但し、2018年の第72回日本選手権競輪のみ放送しなかった。
- ^ 2020年のウィナーズカップは当年のプロ野球がCOVID-19の影響で開幕延期となりプロ野球中継もなくなったが、代替で中継されることも無かった。
- ^ 日本テレビでも、関東ローカルで放送されている。
- ^ 放送によっては、見逃し視聴を行わない場合もある。
- ^ 2020年の第35回読売新聞社杯全日本選抜競輪までは、ニコニコ生放送でも放送されていた。
- ^ 過去には、地方のローカルCMで現役競輪選手を出演させたり(松山競輪など)や、時の競輪学校の生徒を起用して寺の修行僧に見立てて廊下の拭き掃除からレースに結び付けたCMなどもあった。
出典
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「競輪」の例文・使い方・用例・文例
- 母方の祖父は競輪の元選手、父方の祖父は元野球選手だったそうです。
- (競輪などで)第 3 レースは午後 2 時発走.
- 3週間の間続き、およそ3,000マイルを走るプロの競輪選手のためのフランスの自転車レース
- 競輪で,勝者に賭けるために買う券
- 競馬や競輪などで,本命の対抗
- 競馬や競輪で,単勝式という賭け方
- 競馬や競輪において,単勝式の投票券
- 競馬,競輪で,先行したものの逃げる速度
- 競馬や競輪などで,当り券を換金する
- 競輪で,自転車から落ちる
- 競輪場の傾斜走路
- 呑み行為という,競馬や競輪で法定者以外の者が馬券を発売すること
- 競馬や競輪などで,番狂わせによる多額の配当
- 競馬や競輪で,勝敗の予想が大きくはずれること
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